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2009/11/23

レッジョ編vol.8【仲良し三十路トリオその3-コッラーディ@居場所をなくしたアタッカンテ】

水曜日、ミーティング終了直後の軍団の中にコッラーディの姿はなかった。この日選手の群れが去ってから出てきて、ゆっくりファンサしてくれた選手が5人いたけど、コッラーディはそのうちの一人だった。因みにあとの4人はコッツァ、バレート、マリーノ、ヴァルデス。彼らの話はまた後で。
昨日ブリエンツァ、ヴィジャーニと一緒に出てきたときはレッジョの民に囲まれておしゃべりに花を咲かせていたコッラーディだけど、一人で出てきた今日は誰も彼の元へ行かない。そこにあるのは去年のアモルーゾのときに感じたのと同じ「どうせ出て行くんでしょ?」という醒めた空気。昨季冬に移籍志願したアモルーゾへの恋が冷めてしまったように、ウディネーゼ移籍を匂わせたコッラーディをレッジョの民は許さなかったようだ。ただアモルーゾの場合はそれまでの貢献が計り知れないくらい大きかったのでファンサを求める人たちが少なからずいたが、コッラーディの場合そこまで貢献していないため完全にスルーされていた。コッラーディの方から「チャオ!」と挨拶してやっと何人かが返すだけという本当に悲惨な関係。それでも決して笑顔を絶やさない、出来た性格の人だった。
そんなわけで、連日ベルナルド・コッラーディ独占し放題だった私。最初は私も「チームが一致団結して残留目指そうと盛り上がっているときに移籍話を得意げにメディアに語る馬鹿な代理人を雇ってる俗っぽい選手」という評価だったけど、そういう斜めに構えた状態で話しかけたときに超優しい笑顔を向けられ、瞬時に骨抜きにされた。

めっちゃステキなんですけどぉ

すみません、簡単に落ちました(爆)。でもね、この人に笑顔を向けられたら普通の女は腰が砕けるはず。こりゃ人気タレントのエレナ・サンタレッリ嬢も落ちるはずだわ。レッジーナの選手が束になってかかっても誰もサンタレッリ嬢を落とせんだろうて。
・・・あ、ごめん、コッツァ。元ミス・イタリアという上玉を落としたレッジョ野郎の羨望の的である貴方のことを忘れていたわ。

とってもいい匂いがしました♪

2ショットをお願いすると凄く優しく背中に手を回してくれる。エレガントな物腰と知的な雰囲気。「こんなところに貴方のような人が!」という印象を相手に与えるところはアモルーゾとそっくり。服のセンスも似ている。FWというポジションだけでなく、いろんな意味でアモルーゾの後釜の役割を果たしていたんだろうな。アホな代理人が余計なことを言う前はレッジョの女子がハート型の目で彼を囲んでいたに違いない。
余談になるが、2004年から私が撮った歴代レッジーナの選手の写真を会社の女子社員に見せて好みの選手を選んでもらったところ、ダントツでコッラーディが一番人気だった。うちの女子社員曰く、

キャアァァ、この人すっごくいい体してない?!

あーん、脱がしたーい!


すみません、うちの会社こんな女しかいなくて。
ということで、コッラーディさん、貴方はうちの会社の女子社員が選ぶ歴代レッジーナ抱かれたい男No.1に選ばれました。おめでとうございます。←別に嬉しくないと思うけど

駐車場から戻ってきたときには出待ちしているファンの前で車の速度を落とし、全開にした窓から腕を出して親指を立てて帰っていく。たとえファンから無視されようと、毎日そうやって帰って行く人だった。



木曜日、いつまでたってもコッラーディはクラブハウスから出てこなかった。コッラーディ以外は全員帰ってしまったので諦めて出口に向かう。火曜、水曜と頑張ってサンタガタまで徒歩で通った私だったが、この日はついにギブアップしてお抱え運転手のアントネッロに送り迎えを依頼していた。
例によってアントネッロがなかなか迎えに来ない。練習場の敷地の入口で20分以上ボーっと突っ立っていると、中から一台の車が出てきた。選手だとは思わずに何気なくそちらを向くとコッラーディだった。あら、今頃出てきた。
コッラーディは私に気が付くと「あれ?」という感じで車を止めて窓を開けてくれた。そして眉尻を下げたちょっと寂しそうな笑顔で「チャオ!」と手を振って帰っていく。私に手を振るために、ただそれだけのために、わざわざ車を止めて窓を全開にしてくれる優しい人。
手を振ってコッラーディの車を見送りながら、誰にも気づかれずに帰りたかったんだろうなと彼の心中を推し量る。自分を無視するファンの群れの中を通り抜けて帰るのは、彼のようなスター選手にとって拷問に近いに違いない。だから皆が帰るのを待って出てきたんじゃないだろうか。アホな代理人を雇っているのは彼自身だからファンとの関係悪化はある意味自業自得とはいえ、今の状況はもの凄く辛いんだろうなと気の毒になった。



金曜日も遅かったけど、それでもファンがまだ数人残っている時間帯に出てきてくれた。
「ユニにサインしてください。空いているところに適当にお願いします」
初日にコッラーディは英語を話すと確信したので、以降ずっと彼に対しては英語で通した。英語で話しかけてもコッラーディは全然動じない。彼の口から英語が出てくることはなかったが、いつも私の英語にニコニコしながら耳を傾け正しいリアクションをしてくれたので英語は相当できるのだと思う。マンチェスター・シティに所属していたから当然といえば当然だけど。
そして、この日も駐車場から戻ってくるとファンの前で速度を落とし、窓から腕を出して親指を立てて帰っていった。それに反応したのは私だけ。
ブリエンツァみたいにスタジアムでブーイングされまくる方が、まだ選手としてなんぼか幸せだと思う。ファンからスルーされ、オルランディ監督の構想からも外れ、誰からも期待されず、まるで居ないも同然の扱いのままシーズン終了を待つだけの日々。チームメイトとの関係が良好なことだけが唯一の救いだったんだろうな・・・。
去年のアモルーゾとファンの関係に引き続き、コッラーディとファンの関係を見ていて、結構いろんなことを考えさせられた。

南イタリア遠征記2009 | Comments(0) | Trackback(0)
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