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2009/11/21

レッジョ編vol.7【仲良し三十路トリオその2-ブリエンツァ@英語が苦手なファンタジスタ】

ヴィジャーニ、コッラーディ、ブリエンツァの仲良し3ショットを撮った翌日、ミーティング終了後の選手の群れと格闘していた時に運よくブリエンツァのサインをゲット。一人でも多くの選手を捕まえようと焦っていたので、お礼だけ言ってすぐに解放してあげた。向こうもサインだけしてさっさと私から離れていく。
この人は必要以上に笑顔を振りまくタイプではない。去年も会っているけど「率直な人」というのが私の印象かしら。「日本からわざわざやって来たジャポネーゼに特別に優しくしてあげよう」なんていうサービス精神を発揮してくることもない。(←単に私に興味がないだけ?)ファンの年齢性別国籍問わず、求められたことだけに淡々と応じる人である。

木曜日は出待ちをしていたファンの中に、次節カリアリ戦のスタメンを選手から聞きだそうと躍起になっているおデブちゃん(20歳くらいの♂)がいた。選手だって先発メンバーは試合直前に監督から聞かされるわけで尋ねられても困るだろうに、みんな辛抱強くおデブちゃんの質問攻撃に耐えていた。ブリエンツァも例外ではなく随分長いこと付き合ってあげていたけど、どう考えても先発はあり得ない選手の名前を挙げたりして、明らかに真面目に相手をしていなかったような。(笑)

ブリエンツァが英語を話すと信じきっていた私は、この日も英語で話しかけた。
「あの~、貴方は英語を話すって聞いたんだけど」
私の問いかけにブリエンツァは笑顔で速攻否定してきた。
「ノー!」

「ノー?ノー?!ええーーーっ!!!

私のデカイ声に慄くブリエンツァ。「そ、そんな、『ええーーーっ!!!』て言われても・・・」という心の声が聞こえてきそうだった。クライチクの嘘つき!ブリエンツァ英語話さないじゃん!でもさあ、ちょっと待ってよ?私の問いかけに速攻でノーと答えたってことは、少なくとも聞かれた内容は理解したってことでしょ?少しは分かるんじゃないの?
今更話せないといわれても私も困る。私は英語でしか準備してこなかったのだ。何の準備かというと、実はブリエンツァのために足の神様のお守りを持参していて、そのお守りの説明である。間違ってもイタリア語なんかで出来ないぞ!
せっかく持ってきたのに渡すのを諦めるわけには行かない。今季呪われたようにゴールが決まらないブリエンツァのためにファンの私に出切ることは神頼みのみ。遠いイタリアのアタッカンテのために亀有の香取神社が何かしてくれるとも思えないし、そもそもこのお守りは怪我から守ってくれる類のものでゴールに結びつくのか怪しかったけど、まあ、こういうのは気持ちの問題よね。これを持っているからゴールできるはずだとブリエンツァが自信を持ってくれたらこっちのものじゃない?つーか、何とかして「絶対にゴールできる」と暗示にかけなくちゃいけないのよ。

それが今回の遠征最大のミッションなんだから!


と、勝手に使命感に燃える、ブリエンツァにとっては迷惑極まりない女であった。
「これは日本の幸運のお守りで、貴方の足を守ってくれるの。神道って知ってる?日本にはいろんな神様がいて、足の神様もいるのよ」
お守りを差し出しながら英語でベラベラと説明を始める私。ブリエンツァは戸惑いながらもお守りを受け取ると、私の説明を理解するためのヒントを求めてお守りを凝視する。そして意味不明な受け答えをしてきた。
「ラキッチは英語話すよ」←英語だった
・・・・・・何故そこでラキッチが出てくる???
あ、そうか、lucky charm(幸運のお守り)がラキッチに聞こえたのか。
「ラキッチじゃなくてラッキー・チャーム!」
どんどん口調がきつくなる私にビビリまくるブリエンツァ。
ブリエンツァはluckyという単語を知らないみたいだから、幸運を表す別の言葉を使わなくちゃ。
「このお守りを持っていれば、貴方の足に幸運(fortune)がやってくるの。きっとゴールできるから、カリアリ戦までずっと持ってて!」
なおも英語でまくし立てる私にブリエンツァ涙目。助けを期待して周囲に視線を泳がせるが、生憎その日その時間のサンタガタにはイングリッシュ・スピーカーはいなかった。この時ブリエンツァはコッラーディ、カッショーネ、ハルフレッドソン、アルヴァレス、サントス、ラキッチ、クライチク(以上レッジーナのイングリッシュ・スピーカーの皆さん)の名を心の中で必死に呼んでいたに違いない。
「私の言っていること分かる?」
ブリエンツァに確認を入れたが無言だった。だよね、分かるはずないよね。しょうがない、少しイタリア語を混ぜてあげよう。と言っても、イタリア語で足はガンベ(単数形はガンバ)いうことしか私は知らない。
「貴方のガンベに幸運(フォーチュン)を運んでくるの!」と、足を指しながら懸命に説明を続ける私。ここでやっと突破口が見つかった。
「フォーチュン?グッドラックのこと?」
おお、ブリエンツァは幸運=グッドラックで覚えているらしい。
「そう!グッドラック!」
「分かった!俺のガンベにグッドラックなんだね!分かったよ!」
←これはイタリア語だった

オ・カピートォォォォ!!!(分かった!)

ブリエンツァの安堵の声がサンタガタに木霊する。チビッ子ファンタジスタの目はやっとジャポネーゼから解放される喜びに満ちていた。そして、もう一度まじまじとお守りを眺めると、大きな溜息と共にポケットにしまった。一応「グラッチェ」と言ってくれたけど、どう好意的に解釈しても喜んでいるようには見えない。
まあいい。とりあえずミッション完了。あとは効果があるかどうか日曜日の試合で確認するのみ。

金曜日はタイミングが悪くて会えなかった。いや、タイミングが悪かったのではなく、タイミングを外されたのだと気付くのは翌日。

土曜の午前練習は開始10分前くらいに滑り込みする選手が結構いた。車4~5台が次々に駐車場へ入っていく。その数分後、駐車場から歩いてくる選手の先頭にいるのはカッショーネとヴィジャーニ。そのちょっと後から来るのはクライチクとラキッチだっただろうか。
よく見るとカッショーネとヴィジャーニの後ろにもう一人いる。二人の足の間からもう一人誰かの足が見えた。その誰かはクラブハウス前の門まではずっと二人の背後にいて足しか見えなかった。カッショーネとヴィジャーニの後にすっぽり隠れて顔が全然見えないサイズといったら今季のレッジーナには二人しかいない。カルモナとブリエンツァだ。カルモナは南米組の兄ちゃんたちと既に出勤している。ということは、、、
門の脇に立っていた私にカッショーネとヴィジャーニがいつものように笑顔で挨拶してくれる。二人に「ボンジョルノ~♪」と返しながら、背後の誰かが私から遠い方の二人の横にすっと移動して私の視界から逃れたのを見逃さなかった。

フランコさん、隠れているのバレバレなんだけど?

門に入ってしまうとブリエンツァはもう隠れずに三人横に並んで歩き始めた。その後ろ姿をジッと見つめる私。背中にただならぬ殺気を感じたのか、よせばいいのに躊躇いがちに振り返るブリエンツァ。当然ながら私と目が合う。
あ、目が合っちゃった・・・。
てな感じで明らかにうろたえるブリエンツァに怒りよりも笑いが込み上げてくる。振り返らずに行っちゃえばよかったのに詰めが甘いわね。アイディア豊富なファンタジスタとしてこの急場をどう切り抜けるのかと思ったら、最後に苦し紛れに最後エヘッと微笑んだ。
・・・笑ってごまかすとは古典的な手段ですこと。昨日の帰りもそうやって逃げたのね?そうなのね?

来年も英語で話しかけてやる。

思い切り嫌われたみたいだけど、それでも私はフランコさんが大好きだ。
火曜から土曜の練習場通いで何が嬉しかったって、試合中にレッジーナのティフォージからブーイングされまくっているブリエンツァが人気者だったこと。
フランコ、ゴール!(イタリア語の発音はゴールと伸ばさないでゴルに近いかな?)
駐車場へ向かって歩いていくブリエンツァにたくさん声がかかる。「フランコ、ゴール!」そう言われるたびにブリエンツァは片手を上げて応えていた。何だかんだ言いながら、レッジョの民はブリエンツァが好きなんだろうな。ブリエンツァもちょっと捻くれたレッジョの民の愛情を理解していると思いたい。いつまでレッジーナにいてくれるかなぁ。

南イタリア遠征記2009 | Comments(6) | Trackback(0)
Comment
行ってきまーす
リーさん、こんばんは。
おかげでモチベーションが上がってきました・・笑"
むこうでもblogチェックしますね、ではでは。
Mattiaさん、こんばんは
いよいよ出発ですね。前回ダービーの雪辱を晴らせるよう日本から祈ってます。
お土産よろしくです♪(笑)
空港と機内でインフルエンザを貰わないように気をつけてくださいね。いってらっしゃいませ~。
最高です
さすがです。お嬢さん。
愛情たっぷりな説明をしている光景を見たかったな~
ブリエンツァ選手もわかったんなら、リーメイさんに抱きついて感謝の気持ちを表せばいいのに。ねえ?

まだ、のどに症状が来ません。夕方くらいから涸れてくるのかな?困ったな。明日の午後から会合があるんですけど。主役として短時間しゃべらないといけないのにな。昨日、隣で叫んでいた男の子が、鼻かぜだったのがとても不安。インフルエンザに感染していませんように。
reoさん、こんばんは。
えーと、あのー、残念ながらお嬢さんじゃありませぬ(滝汗)

フランコさんは私に感謝なんてしていないと思います。
「英語話せないって言ってるのに何なんだこの女は!」とキレる寸前だったのではないかと。(^^;)
それでも最後まで私の言うことを理解しようと耳を傾けてくれた彼の辛抱強さに感謝しています。
あのお守り、あの後どうなったのかしら・・・。

あらあら、スタジアムで風邪貰っちゃいました?インフルエンザでないことを祈ってます。
ビタミンCと水分をたっぷりとって、今夜はサッサと寝ましょう。
遅い反応ですみません
スンタンのスペイン妻腹サインにもド爆笑したのですが、コメできないまま涙目ブリエンツァに再びド爆笑させていただきました。毎度反応がおそくてすみません。
選手とのふれあい(!)ってカルチョと同じくらい予期できないことが起きておもしろいですね。こっちが抱いてたイメージと合ってたり違ってたりしますしね♪

チェラヴォロが初得点もあげ、中盤スタメンでがんばってくれてます。これぞバレートの怪我の功名だわ。(もちろん怪我は残念だし、バレートがいてくれたらもっと楽なのに~と思うんですが。骨はばっちりつながれたはずです。)
おじさんどもに疲れが見えてきた頃には、チェラヴォロ&アックアのフレッシュなペアが見られるかもしれません。待つとはなしに待っててください♪
HARUKAさん、こんばんは。
こちらこそ遅いレスですみません。コメントいただいたの昨夜寝る前に気が付きました。で、眠くてそのまま寝ちまったんですが(汗)

いつもド爆笑していただきまして、こちらとしても書いた甲斐があるってもんです。ありがとうございます。
選手全員が親切で優しかったら全然面白くないわけで、たまにこういうキャラが登場してくれると書く方も読む方も楽しいですよね。フランコさん、本当にいいキャラですe-461
これからまだまだ笑わせてくれる選手たちが登場しますので、ド爆笑しましたらコメントよろしくですe-343

チェラヴォロ初ゴールしましたね。お役に立てているようで何よりです。
奴は突貫小僧なので、ポジションは少し下がり目の方が活きると思います。前で張らしてもダメなのはレッジーナ時代に証明済みですので、間違っても1トップで使ったりしないようコンテさんにお伝えください(笑)
バカパー放映があるときにチェラヴォロ&アックアのフレッシュペアが見られることを期待しております。
バレートが復帰してもチェラヴォロがポジション失わずに二人して活躍してくれたら嬉しいけど、まあ、そんなレッジーナファン的に美味しい展開にはならないでしょうねー。(^^;)

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