FC2ブログ
2005/11/19

三日目⑤:この町は迷路

早速リパリの町なかを歩いてみることにした。まずはさっきタクシーで上ってきた急な坂道を前につんのめりながら下りていく。力を込めて踏ん張っていないと転げ落ちてしまいそうだ。この坂の上り下りは脚というか、膝に来るぞ~。いったい勾配は何度あるんだろう?
坂を下りきると、そこは小さなビーチ。さっき部屋を案内してくれた女性スタッフが「町の中心はあっちよ」とビーチの向こう側を指したので、とりあえず真っ直ぐに進んでいくことにする。それにしてもアバウトな道案内だと思いませんこと?
ビーチの先にあるのは、またしても坂。今度は上り坂だ。ちょうどすり鉢の底にビーチがある感じ。こっちの坂もかなり急で、歩き始めたばかりなのに早くもふくらはぎが張ってきた。なんだかフィールド・アスレチックをやっている気分になってきたぞ。
息を切らして坂を上り、しばらく歩くと幾つかホテルがある。そのうちの一つの前を通ったら、門の内側にある植木鉢の中で昼寝をしている猫を発見。きゃあ、カワイイわ~。とっても気持ち良さそうに眠っている。ここが猫ちゃんの昼寝の定位置なのかしら。

寝てるのに、うるさい女だニャー

この先の道は迷路のように入り組んでいて、真っ直ぐ進みたくても進めない。道なりにグニャグニャ曲がっていくうちに、だんだん方向感覚をなくしていく私たち(生まれつき私には方向感覚がないのだけど・・・)。この町を散歩するにはコンパス(方位磁石)が必要かも。だけど迷い込む路地はどこもステキで、迷子になるのも乙なものだと思わせてくれるのだ。そんなリパリの路地はこんな感じ。(クリックすると大きくなります)

リパリの路地-1


リパリの路地-2


リパリの路地-3


リパリの路地-4

自分たちがどっちに向かって歩いているのか完全に分からなくなったので、とりあえず車道に出ることにした。大きな道に出ると町の主要な場所(港とか遺跡とか)の案内矢印が出ている。その案内に沿って町の中心を目指したはずなんだけど、何故かさっきフェリーで到着したルンガ港にたどり着いてしまった。ありゃ~、ここに来るはずじゃなかったんだけどなあ。でも、ガイドブックを開いて調べてみたら、ここルンガ港からコルタ港を結ぶ道がこの町のメインストリートになっていて、飲食店やブティックや土産物屋が軒を連ねているそうだ。それではメインストリート散策といきますか。
そのメインストリートは地元民と観光客でごった返す賑やかな通りだった。去年行ったシチリア島タオルミーナのウンベルト大通りをもう少し、いや、思い切り庶民的にした感じ。
とりあえず昼にジェラートしか食べていないので、空腹を紛らわすためにパン屋でスティック状の菓子を購入。それをボリボリ食べながら通りをそぞろ歩く。

エオリア諸島は70万年以上前の噴火によって生まれ、今でも噴煙を上げる島々は2002年ユネスコの世界自然遺産として登録された。というわけで、土産物屋の店頭に並んでいるのは、軽石、硫黄、黒曜石といった火山活動の産物。それぞれ握りこぶし大のかたまりがバスケットの中に積まれて売られている。軽石はかかとのケアとかに使うけど、硫黄のかたまりはお風呂に入れると温泉気分が味わえるのかしら?そのまま飾っておいたら部屋が臭いそうだし、イマイチ用途が分からない。(笑)
黒曜石はかたまりの他に、加工して作ったアクセサリーがたくさん売られていた。ネックレスやブレスレットやブローチやリングなどなど、デザインのかわいい物も結構ある。でも、作りがちょっとちゃっちくて、すぐに錆びちゃいそうだったり、簡単に金具が壊れちゃいそうだったり・・・。安いから勢いで買っちゃいそうになるところを理性で必死に押さえた。多分探せば黒曜石専門の高級なアクセサリー店もあるんじゃないかな。探さなかったけど。(笑)
イタリア料理には欠かせないケッパーの塩漬けもこの地方の名産品。私もIちゃんも、そこまで本格的なイタリア料理は作らないし、使いこなせないので買わなかった。だけど帰国してから調べたら、そのまま食べても美味しいらしい。買ってくればよかったなあ。

あちこち店を冷やかしながら歩いているうちにコルタ港にたどり着いた。先ほどのルンガ港にはフェリー、ここコルタ港には高速船が発着する。こっちの港の方がとても華やいだ雰囲気だ。カフェやレストランがひしめき合っていて、どの店も白や黄色の布製の巨大パラソルを店先に並べてテラス席を設けている。誰もが潮風に吹かれながらテラス席でのんびりと寛いでいて、ゆったりとした時間が流れている。うーん、リゾート気分満点!

コルタ港

ホテルに帰るときは「なるほど、この道はここに繋がっていたのか!」という発見があり、来たときの半分以下の時間で戻ることができた。それにしても階段と坂の多い町だわ。あとで足腰が痛くなりそう。。。
南イタリア遠征記2005 | Comments(0) | Trackback(0)
Comment

管理者のみに表示