2009/08/02
ジェノヴァ編vol.8【マッツァーリ監督よりも水族館を選んだ私】
5月10日(日)晴れ時々曇り
朝から板貫さんに電話して「こっちに来てから何もいいことがないんですけどぉ」と愚痴りまくる。イタリアに来てからの見事な不運のオンパレードを誰に聞いてもらいたくて仕方なかったのだ。
「今日はサンプ練習場へ行くんですか?」と板貫さん。当初の予定では金曜日にジェノヴァ入りして金土の2日間サンプ練習場を訪れ、日曜日にサンプドリア×レッジーナを観戦するはずだった。ところがサンプがコッパイタリア決勝に進んだので、決勝戦の直前に行われるリーグ戦が土曜に前倒しされ、私の日曜日の予定がぽっかり空いてしまったのだ。とはいえ、サンプは日曜日だろうがコッパ決勝に向けて練習するはずなので、今日もサンプ練習場を訪問して愛するマッツァーリ監督に会うつもりでいた。
昨日の試合の前までは。
しかし5-0で負けた今、サンプ練習場を訪れる気分ではなくなっていた。遠征仲間から本日誕生日のデッセーナを祝ってあげるよう仰せつかっていたけど、レッジーナ戦で2発もぶち込んでくれた選手におめでとうを言ってあげる気にはなれない。
「レッジーナ戦に勝ったから今日はマッツァーリくん機嫌がいいかもしれませんよ」と板貫さんが言うけれど、レッジーナに大勝してルンルンしている監督を見るのもイヤなのだ。もし監督が昨夜の大敗でレッジーナが降格してしまうかもしれないと苦悩していたら、それはそれでレッジーナファンの私と会うのは気まずいと思う。・・・私のこと覚えていたらの話だけど。
勝ち点1でも取れていたら、今日も気分よくボリヤスコまで行けたんだけどな・・・。そんな訳で、どうにもこうにもサンプ練習場を再訪する気にはなれずに板貫さんお勧めの水族館に行くことにした。
私のマッツァーリ愛はあっさりと水族館に負けたのであった。
水族館はプリンチペ駅の方角にある。ブリニョーレ駅から徒歩数分のホテルにいる私は一気に海辺まで南下し、海沿いに水族館を目指すルートを選んだ。土地勘が全くないので、これが過酷な丘越えルートであることを知らなかったのだ。

海辺の遊歩道を歩きながら水族館まで行けるのかと思ったら、海沿いは大きな工場だか倉庫だかが並んでいて全然海の近くを歩けなかった。途中、ヨットやクルーザーがたくさん泊まっている庶民には縁のないエリアを遠目に見ながら通過した。

きつい坂が続いて息も絶え絶えだったけど、カラフルな壁の家々を眺めたり、カラフルなサイクルスーツに身を包んだ自転車野郎たちを眺めたりするのはなかなか楽しかった。時期的にジロ・デ・イタリア100周年で盛り上がっていて街中には自転車が溢れていた。

1時間近く歩いて、やっと水族館があるエリアに辿り着いた。

膝がガクガクだったので近代美術館(?)の脇のベンチで一休み。美術館の前にはシュールなオブジェがあった。表から見ると男性で、

裏から見ると女性ということらしい。

水族館の入場料が幾らだったか覚えていない。日曜日ということで大勢の家族連れで賑わっていた。
実物は透き通っていてすごくキレイだったんだけど、写真に撮ると何が何やらのクラゲさん。

アシカさんのお腹。

巨大水槽に大喜びのイタリアーノたち。

お魚さんの目がフラッシュで赤く光っていて怖い・・・。

水槽が汚れていてクリアに撮れなかったペンギンさん。ペンギン・フリークの私はペンギンの水槽の前で30分以上を過ごした。

なぜか亀さんもいらっしゃった。

もっと不思議なことにイグアナさんも。

水族館を出た後はしばらく港の広場で大道芸人たちを見てブラブラした。
帰りは地図をしっかり見て、最短距離を辿ってホテルに戻ることに。

確かこれはフェッラーリ広場。

これはセッテンブレ通り。ブランドショップが立ち並ぶ目抜き通りだけど、日曜日だったので店は軒並み閉まっていた。

迷子の天才の私が珍しく迷子にならずにホテルに帰れた。素晴らしい。
日本人を見ると「ドーモー」と挨拶してくる中年のレセプショニストから部屋の鍵を受け取って部屋に戻り、テレビで日曜開催のカルチョの試合結果を食い入るように見た。残留争いのライバルたちが負けてくれている。ありがたい。
朝から板貫さんに電話して「こっちに来てから何もいいことがないんですけどぉ」と愚痴りまくる。イタリアに来てからの見事な不運のオンパレードを誰に聞いてもらいたくて仕方なかったのだ。
「今日はサンプ練習場へ行くんですか?」と板貫さん。当初の予定では金曜日にジェノヴァ入りして金土の2日間サンプ練習場を訪れ、日曜日にサンプドリア×レッジーナを観戦するはずだった。ところがサンプがコッパイタリア決勝に進んだので、決勝戦の直前に行われるリーグ戦が土曜に前倒しされ、私の日曜日の予定がぽっかり空いてしまったのだ。とはいえ、サンプは日曜日だろうがコッパ決勝に向けて練習するはずなので、今日もサンプ練習場を訪問して愛するマッツァーリ監督に会うつもりでいた。
昨日の試合の前までは。
しかし5-0で負けた今、サンプ練習場を訪れる気分ではなくなっていた。遠征仲間から本日誕生日のデッセーナを祝ってあげるよう仰せつかっていたけど、レッジーナ戦で2発もぶち込んでくれた選手におめでとうを言ってあげる気にはなれない。
「レッジーナ戦に勝ったから今日はマッツァーリくん機嫌がいいかもしれませんよ」と板貫さんが言うけれど、レッジーナに大勝してルンルンしている監督を見るのもイヤなのだ。もし監督が昨夜の大敗でレッジーナが降格してしまうかもしれないと苦悩していたら、それはそれでレッジーナファンの私と会うのは気まずいと思う。・・・私のこと覚えていたらの話だけど。

勝ち点1でも取れていたら、今日も気分よくボリヤスコまで行けたんだけどな・・・。そんな訳で、どうにもこうにもサンプ練習場を再訪する気にはなれずに板貫さんお勧めの水族館に行くことにした。
私のマッツァーリ愛はあっさりと水族館に負けたのであった。
水族館はプリンチペ駅の方角にある。ブリニョーレ駅から徒歩数分のホテルにいる私は一気に海辺まで南下し、海沿いに水族館を目指すルートを選んだ。土地勘が全くないので、これが過酷な丘越えルートであることを知らなかったのだ。

海辺の遊歩道を歩きながら水族館まで行けるのかと思ったら、海沿いは大きな工場だか倉庫だかが並んでいて全然海の近くを歩けなかった。途中、ヨットやクルーザーがたくさん泊まっている庶民には縁のないエリアを遠目に見ながら通過した。

きつい坂が続いて息も絶え絶えだったけど、カラフルな壁の家々を眺めたり、カラフルなサイクルスーツに身を包んだ自転車野郎たちを眺めたりするのはなかなか楽しかった。時期的にジロ・デ・イタリア100周年で盛り上がっていて街中には自転車が溢れていた。

1時間近く歩いて、やっと水族館があるエリアに辿り着いた。

膝がガクガクだったので近代美術館(?)の脇のベンチで一休み。美術館の前にはシュールなオブジェがあった。表から見ると男性で、

裏から見ると女性ということらしい。

水族館の入場料が幾らだったか覚えていない。日曜日ということで大勢の家族連れで賑わっていた。
実物は透き通っていてすごくキレイだったんだけど、写真に撮ると何が何やらのクラゲさん。

アシカさんのお腹。

巨大水槽に大喜びのイタリアーノたち。

お魚さんの目がフラッシュで赤く光っていて怖い・・・。

水槽が汚れていてクリアに撮れなかったペンギンさん。ペンギン・フリークの私はペンギンの水槽の前で30分以上を過ごした。

なぜか亀さんもいらっしゃった。

もっと不思議なことにイグアナさんも。

水族館を出た後はしばらく港の広場で大道芸人たちを見てブラブラした。
帰りは地図をしっかり見て、最短距離を辿ってホテルに戻ることに。

確かこれはフェッラーリ広場。

これはセッテンブレ通り。ブランドショップが立ち並ぶ目抜き通りだけど、日曜日だったので店は軒並み閉まっていた。

迷子の天才の私が珍しく迷子にならずにホテルに帰れた。素晴らしい。
日本人を見ると「ドーモー」と挨拶してくる中年のレセプショニストから部屋の鍵を受け取って部屋に戻り、テレビで日曜開催のカルチョの試合結果を食い入るように見た。残留争いのライバルたちが負けてくれている。ありがたい。
私でいったら、反さんが大宮の監督になって、降格の危機にある新潟との対戦を大宮公園へ見に行く・・・ダメだ。とても拍手とかできません。オッサンと同じ行動を取りますよきっと。
水族館いいですよね。新潟の水族館もいいらしいですよ。ここ数年では、上越(新潟県)と、名古屋港の水族館しか見ていませんが。
> 私でいったら、反さんが大宮の監督になって、降格の危機にある新潟との対戦を大宮公園へ見に行く・・・ダメだ。とても拍手とかできません。オッサンと同じ行動を取りますよきっと。
「反さん、あんたはそれでいいんですかー!!!」と叫んじゃうわけですね。わかります。
この日サンプ練習場へ行けなかったことで、思っていた以上に自分がレッジーナを愛していたことを再確認しました。
新潟にもいい水族館があるのですか。
私、水族館好きなんですよ。お土産売り場も楽しいじゃないですか。ペンギンやラッコのかわいい縫いぐるみの前で動けなくなっちゃいます。←子どもかよ