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2009/07/28

ジェノヴァ編vol.7【サンプドリア×レッジーナ試合後の風景】

首をうなだれて引き上げていくレッジーナの選手たち。みんなこの大敗から立ち直れるんだろうか・・・。
後ろを振り返ると、フォーティ会長もジョーザもラキッチもいない。みんな帰るの早いな。最後まで見ていなかったのかな・・・。因みに2つ隣の席の親父とイケメンは試合終了と共に席を立った。

サンプのクルヴァからレッジーナ応援団に向けて「セリエB!セリエB!」の大合唱が始まった。一糸乱れぬ統制のとれたコーラスが超ムカつく。

黙れ、この野郎!

日本語で応戦する日本人が約一名。私の左上にいらっしゃるレッジーナ応援団の皆様は一応言い返してはいたが元気が無かった。選手同様ガックリきちゃっているらしい。

このあと駅前で遭遇するレッジーナ応援団の皆様

下から彼らの写真を撮った私に中指を立てる奴が数名。おーい、私は仲間だってばー。

スタジアムの外に出ても直ぐには帰らなかった。周囲をウロウロしてレッジーナのチームバスを探した。どうにかして選手たちに会いたかった。どうしようもなく打ちのめされているであろう彼らを励ましてあげたかった。私が励ましたところで簡単に浮上するわけがないと分かっていても、それでも居ても立ってもいられなかったのだ。
試合後1時間もすると通行規制は解け、警備員の数も減り、あちこち覗き込むことが出来たけど、とうとうレッジーナのバスは発見できなかった。試合前も試合後も激励してあげられないなんて、なんて役立たずなファンなんだろう・・・。

肩を落としトボトボと帰路につく。スタジアム近くのバールはどこも大勝に沸くサンプドリア・ティフォージで溢れていた。ときおり「レッジーナはセリエB!」という叫び声が聞こえてくる。
くそ~、これでコッパ決勝で負けたら思い切り笑ってやる~。

ジェノヴァ・ブリニョーレ駅構内のピッツェリアでピザをテイクアウトしてホテルに戻ろうとしたら、駅前の階段に腰を下ろして集団でどよよ~んとしているレッジーナ応援団ご一行様が目に入った。近くに件の恰幅のいい親父が立っている。確か今夜9時からイタリア鉄道は24時間ストライキに入るはず。列車が動かなくてどうやってレッジョに戻ろうかと途方に暮れているところなんだろうか。
躊躇いがちに親父に近づいて「これから列車でレッジョに戻るんですか?」と英語で尋ねると、親父はイライラして「俺は英語は話さん。英語なら彼と話せ。」と右側を指す。指した先にいたのは件のイケメン。私を見るとニコニコしながら寄ってきた。
「これから列車でレッジョに戻るんですか?」
同じことを繰り返すと「そうだよ」と答える。その声を聞いて3年前にサンタガタで話した謎のイケメンと同一人物であることを確信した。間違いない。同じ声だ。
※参考エントリー: 三日目②:謎のイケメンに俊輔を褒められる
同時に彼がシモーネ・ジャッケッタであることも確信した。イタリア出発前にレッジーナ公式にフロント数人の会見の動画(フォーティ会長とジャッケッタと、あの恰幅のいい親父も一緒だったような気がする)がアップされていて、翌日の地元紙には「ジャッケッタは幸運のお守り。彼がアウェイ戦をスタジアム観戦するとレッジーナは負けない」みたいな記事が出ていた。その時に読んだ「ジャッケッタがサンプドリア戦を観戦する」という情報が頭の片隅に残っていたのだ。
今日は「自分がスタジアム観戦した時はレッジーナは負けない」という彼のジンクスと私のジンクスを併せてもレッジーナを救うことは出来なかったわけだ。(苦笑)
「今日の試合結果は残念でしたね・・・」
そんな話から始まってジャッケッタとは20分くらいおしゃべりした。

さっきまで下を向いて落ち込んでいたレッジーナ応援団の皆様が好奇心に満ちた目をこちらに向ける。みんなジャッケッタと英語で話しているジャポネーゼが気になって仕方ない模様。やがて一人が大声で叫んだ。

I speak English, too. I like Shunsukeeeee!!!!
(英語なら俺もしゃべるぞ!俺はシュンスケが好きだーーー!!!)

驚いてそちらを向くと「チャオ、シュンスケ!」と皆が手を振ってきた。おお、ナカとかナカムーラじゃなくてシュンスケって呼んでくれるのね。しかもスンスケとかシュンスキーじゃなくて完璧な発音でシュンスケって言えるのね。偉いぞ、さすがレッジーナのウルトラスだ!

Thank you! I like you, too.
(ありがとう!私も貴方たちが好きよ!)

そう言いながら投げキッスを送ると、みんな先ほどまでの落ち込みはなんだったんだというくらいの大騒ぎになった。ほんと好きだよ、この南のノリ。
数人の兄ちゃんが私をサンタガタで見たことがあると主張。これだけ毎年通っていれば、私の顔を覚えている人がいても不思議じゃないか。でも私は兄ちゃんたちの顔を覚えていなかった。ごめんよ。
私と兄ちゃんたちのやり取りを目を細めて見ていたジャッケッタが唐突に「私の仕事はポリスなんですよ」と言ってきた。
「え?ポリス?」キョトンとする私にジャッケッタは「こいつらが悪さをしないように監視するのが僕の役目なんだ。目を離すと何するかわかんないから、ずっと見張ってないといけない。むちゃくちゃ重要な仕事なんだよ」と茶目っ気たっぷりに笑う。「ああ、そういうことですか。彼らのお守りじゃ、そりゃあ大変でしょうね。」と返すと「でしょう?君もそう思うでしょ?」とウィンクしてくる。大変だといいながら、この愛すべきお馬鹿さんたちが愛おしくて仕方ないのが言葉の端々から伝わってくる。ステキな人だな、ジャッケッタ。

あの~、フォーティ会長、私をジャッケッタの秘書に雇ってくれないかしら?←いい加減にしろ

「かつて中村が所属していたから、未だにレッジーナを応援している人たちが日本にいっぱいいるんですよ」
本当は日本のレッジーナファンなんて少数派なんだけど、ジャッケッタを喜ばせてあげたくて、ちょっと大げさに“a lot of”なんて言葉を使ってしまった。すると恰幅のいい親父が「それは本当か?」と話に加わってきた。なんだよ親父、英語わかるのかよ?
もっといろいろ話したけど、面倒なので全部は書かない。(笑)
最後に月曜日にレッジョへ行くことを告げ、“See you again in Reggio!”(またレッジョで会いましょう!)と微笑むと「いいね、See you againて言葉好きだよ」とジャッケッタも微笑む。爽やかに別れの挨拶が決まったかと思ったが、そのあと見事に外してくれるジャッケッタ。
「僕らはあのホテルに今夜泊まって、明日の朝飛行機でレッジョに帰るんだ」と駅前ロータリーの右側にある某ホテルを指した。あれ?貴方さっき列車でレッジョに帰るって言わなかった?まあtrainとplaneを聞き間違えるなんてよくある話か。きっと私の発音が悪かったのね。
親父と握手を交わし、レッジーナ応援団の皆様に「チャオ!」と手を振ってその場を離れた。ブリニョーレ駅前に総勢30名(もっといたかな?)による「チャオ、シュンスケェェェェ!」の声が響き渡る。私を見送ったあとは、全員でジャッケッタを取り囲んでいた。私と何を話したのか教えてもらっているのだろう。カワイイ奴らだ。
ピザはすっかり冷めちゃったけど、心はほんわか温かくなった。ありがとう。みんなのお陰で沈みきっていた気持ちがだいぶ浮上したよ。

南イタリア遠征記2009 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
いいね、いいね。
リーメイさん、見事にイタリア男たちのハートをわしづかみですね。
スタジアム観戦は、試合だけではなくて、その前後も含めてです。うんうん・・・と、もう4ヶ月観戦していない私が言います(涙)今週末は行けるっちゃ行けるんですが、フットサルがしたいし。

これから3日間泊まりで研修です。で、来週も月曜と水曜、金曜が研修(笑)再来週は京都へ最後のスクーリングです。もうアホかと。スタジアム観戦は、16日の日本平かな。そこだけ一日空いているので。
See you again できなかった
レッジョで親父には毎日のように会えたけど、ジャッケッタとは再会できませんでした。超残念。
マジでジャッケッタの秘書になりたいです。私は彼にハートをわしづかみされました(笑)

私もしばらくスタジアムへ行ってません。てか暑過ぎてスタジアムへ行く気になれん。早く秋にならないかなぁ。(^^;)

reoさん、過労死一歩手前ですな。フットサルコートでぽっくり逝っちゃわないように気をつけてくださいね。←縁起でもない

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