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2005/11/12

三日目③:空飛ぶフェリー

ドクターに長時間拘束されたせいで、フェリーに乗る前にゆっくり昼食を取る時間がなくなってしまった。まったくイタリアのナンパ男たちを振り切るのは至難の業だよ。やれやれ。
とりあえず何かお腹に入れたかったので、通りの向こう側にあるジェラート屋に入った。リド駅の近くにあるこの緑色のお店は、いつもたくさんの客で溢れかえっている。俊輔をはじめレッジーナの選手たちも訪れるらしい。
私が選んだジェラートは俊輔お気に入りのフラーゴラ(イチゴ)、Iちゃんはチョコレート。一口かじった途端に「おいひぃ~」と氷川きよし状態。これは俊輔のもう一つのお気に入りのリモーネ(レモン)も帰る前に食べなくちゃ。

ジェラートを食べ終え、一旦ホテルに荷物を取りに戻った。スーツケースは邪魔になるのでホテルで預かってもらうことにし、3日分の荷物を入れた大きめのバッグを持っていざ港へ。フェリーのオフィスの窓口には昨日の優しいおじちゃんがいて、「間違わずにちゃんと来れたね~。偉いね~」という感じでIちゃんにチケットを手渡した。やっぱり子どもだと思っているな。(笑)
因みにレッジョ→リパリのフェリー代は1人15.7ユーロ。空港→ホテルのタクシー代が30ユーロもかかることを考えると本当に安いと思う。いや、フェリーが安いんじゃなくて、タクシーが高すぎるのか。

桟橋にはフェリーを待つ人たちが10人くらいいて、みんな突端の低いコンクリートの塀に腰掛けて談笑している。私とIちゃんは手前にある鉄製の柵にもたれかかってフェリーの到着を待った。午前中は晴れていたのに、風が強くなってきて雲がでてきた。やだなあ、波が高くなるとフェリーは運休してしまうのだけど大丈夫かしら。
出港時間の1時10分になってもフェリーは来ない。イタリアだから時間通りに来るわけないと気にも留めなかったが、それから30分経っても来ない。45分経ってもまだ来ない。風が強くて体が冷えてきてしまった私は、荷物の中から長袖のカーディガンを引っ張り出し、それでも寒くてIちゃんのショールを借りて体に巻きつける。いつまで待たせんだよ、ごらぁ!柵に寄りかかったまましゃがみ込み、すっかりやさぐれる私たちであった。
ようやくフェリーが到着したのは2時過ぎのこと。1時間も遅れるなら、ゆっくりランチを食べれば良かったよ。でもまあ運休にならなくてラッキーということにしておこう。

まだ本格的なバカンスシーズンには間があるので、船内は客がまばらで半分以上が空席だ。すぐに出港となったが、エンジンがかかるとゴォォォという大音響と共に体がシートの背もたれに押し付けられた。この感覚、飛行機の離陸に似ているぞ。
「なんか飛びそうだよ・・・」とIちゃん。
「もしかして本当に飛んじゃうかも?」と私。
そんなバカなことを口走ってしまうくらいの凄まじい勢いでフェリーはリパリに向かってばく進した。波が高くて荒れ気味なので、フェリーは波の上をポンポン跳ねている。飛んではいないけど、跳んでるよ。窓から見えるのは激しく飛び散る波しぶきのみ。景色を楽しむなんて不可能だ。まるでジェットコースターに乗っているみたいに何度も体が宙に浮く。うわぁぁぁ、生きた心地がしないよ~!とか言いながら、15分もしないうちに熟睡している私たち。(爆)
30分くらい眠った後、目を覚ましたIちゃんはトイレに行ったのだけど、とにかくまっすぐに進むことができない。シートにしがみつきながら少しずつ前に進もうとしても、手を放した瞬間に後に引き戻される。前にフラフラ、後にフラフラ、時々クルクル。まるで波間に漂う木の葉のように儚げにさまようIちゃんの姿にイタリアンの間から笑いが起こる。
「酔っちゃった。気持ち悪い・・・」
やっとの思いでトイレから戻ってきたIちゃんは顔面蒼白。酔ってから飲んでも効くというトラベルミン(乗り物酔いの薬)をすぐに服用したので、幸いそれ以上はひどくならなかった。いつも船酔いする私が無事だったのは我ながら不思議。
出港から1時間くらい経った頃、フェリーはヴルカーノ島に寄って温泉遊びをしてきた人たちを拾った。もうすぐリパリ島に到着だ。
南イタリア遠征記2005 | Comments(0) | Trackback(0)
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