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2008/07/26

四日目④:エンポリ戦後出待ちの風景

試合中の土砂降りが嘘のように、出待ちを始めた頃には雨が上がった。
レッジーナのバスの周りには柵が設けられ、警備員が柵の内側にずらっと並ぶが、皆さん退屈らしくジャポネーゼとおしゃべりを始める。警備員が警備される側と雑談してしまうというのが、さすがイタリアだ。(笑)
話題は日本人ジョカトーレ。真っ先に名前が挙がるのはナカムーラ。今や知名度ナンバーワンだ。次いでナカータ。その次がモリモート。この3人はイタリアで広く認知されている。残念ながらその他の方たちはイマイチ、もしくは全く認知されていない。セリエでプレーしていても、自分とこのファン以外に名前を覚えてもらうっていうのは本当に大変なことなんだなぁ。

レッジーナよりもエンポリの選手の方が先に出てきて、迎えにきた家族の車、もしくは自分の車で引き上げていく。目の前を通過するアントニーニの車に手を振ると、レッジーナのマフラーをしている私に笑顔で手を振り返してくれた。いい人だ。(笑)

レッジーナの選手たちは全員が揃うまでバスが出発しないので、ヤニ組(モデスト、カンパニョーロ)、トスカーナの知り合いとの井戸端会議組(トニョッツィ、カッショーネ、チリッロ、コッツァ)、ケータイで電話orメール組(ミッシローリ君、チェラヴォロら若手多数)、さっさとバスに乗っておしゃべり組(南米人たち)などに分かれて時間を潰していた。

最初に捉まえたのがモデスト。
私と板貫さんで「モデちゃーん!」と大声で呼んで手招きすると、ニヤッと笑って嬉しそうに柵までやってきた。「写真いい?」と私が聞くと、板貫さんの肩を抱こうとする。私がカメラを手にしていたので、自分と2ショットを撮りたがっているのは板貫さんだと思ったらしい。
ところが板貫さんは「私じゃなくて彼女と撮るの!」と私を指し、「彼女は熱心なレッジーナファンだけど、私はエンポレーゼだもん」とエンポリファンであることをカミングアウト。モデストは「ふーん、エンポレーゼなんだー」と少し驚いていた。そりゃそうだよね。同じホテルに泊まってずっと周囲をうろちょろしてたのに。(笑)

モデちゃんは年上から可愛がられるタイプです

この後モデストはこの時の会話をヤニ仲間のカンパに教えたと思われる。5月にレッジョで再会した時、モデストはこの日の出来事をすっかり忘れていた(と思われる)が、カンパは私がレッジーナファンで、板貫さんがエンポリファンだということをしっかり覚えていた。

コッツァがバスに乗り込もうとしている。捉まえなくちゃと気は焦るのだが、苦手意識が働いて大きな声が出ない。しかし「コッツァ・・・」という消え入りそうな私の声をちゃんと拾って柵まで来てくれた。しかも私の眼をまっすぐに見てくれる。ちょっとドキドキする。「写真いい?」と聞くと「Si」と快く2ショットに応じてくれた。コッツァとは2004年と2006年にも会っているけど、2ショットを撮るのはこれが初めてだ。

今では当たり前のように笑顔をくれます

「グラッチェ」とお礼を言うと、コッツァはそれには何も答えず、かといって立ち去りもせず、私たちを見て立ち尽くしている。なんか動きが硬いぞ?変だぞ?どうした?
しばらくすると、コッツァが意を決したように口を開いた。
「アリガトウ」
そう言うと頬を赤らめ、「うわー、言っちゃったよ、俺」という感じで恥ずかしそうに視線を落としてポリポリとこめかみを掻く。
コッツァが日本語をしゃべった!アリガトウって言った!
私と板貫さんが大喜びして「ベーネ!」「ブラボー!」と拍手しながら大げさに褒めると、ますますコッツァの頬が赤くなる。超かわいいんですけど。(笑)
「ありがとう!」
私も日本語でお礼を返すと、やっと照れが収まってきたのか、コッツァが顔を上げてニッコリ微笑んだ。クラクラするくらいステキな笑顔だ。初めてコッツァに笑顔を貰っちゃったよ。すごい感激・・・。
コッツァは「チャーオ」と軽く右手を挙げると、ちょっと満足気に笑顔のままバスに乗り込んだ。いったいどういう心境の変化なんだろう?コッツァの中での私の位置付けが「ナカムラファンの日本人」から「レッジーナファンの日本人」に変わったのだろうか。いや、そもそもコッツァが私と過去2回会っていることを覚えているとは思えない。私個人ではなく、日本人に対する感情が根本から変わったのだろうか。ねえコッツァ、何がきっかけだったの?

バレートもバスに乗る前に名前を呼んで2ショットをゲット。

子持ちだけどカワイコちゃんです。

私はこの写真が大嫌いだ。女の子みたいに超かわいい顔をしているバレートだけど、もう二度と2ショットは撮らないと思う。だって、バレートは私と同じ生き物とは思えないほど顔が小さいんだもの。この写真を見るたびに、自分の顔の大きさに泣きたくなるのよ・・・。つーか、この遠征はアモルーゾのせいでずっと寝不足だったので、どの写真も浮腫んだ酷い顔をしているんだけど。(号泣)

チリッロは別にどうでもよかったんだけど、「一応撮っとくか」みたいなノリで2ショット撮影。その間にお目当てのカッショーネがバスに乗ってしまい、チリッロなんか(←おい)に構っていた自分を大いに呪う私であった。

今年5月の遠征でいろいろ見直して今は結構好き(笑)

まだレッジーナのバスは出発していないのに、ここで警備の時間が終了となり柵を撤去。警備員は全員引き上げていった。よし、これで柵なしで選手と触れ合い放題だ!と言いたいところだけど、まだバスに乗っていなかったのはただ一人。苦虫野郎だけだった。

本当に去年の5月のトニョッツィと同一人物なんだろうか?

もう「トスカーナの苦虫野郎」というニックネームは返上してあげよう。ご覧の通り、しっかり私の肩を抱いて、ニッコニコで対応してくれたし。いやもう、本当に中の人が変わったとしか思えないこの豹変振り。コッツァと違って、こいつの場合は嬉しいというよりも気持ち悪かった。

柵がなくなったのでバスに近寄り、セリエA初ゴールを決めたチェラヴォロを窓越しに撮影。ちゃんと笑ってくれたんだけど、すげえピンボケになってしまった。残念。

基本的に大人しい子です

大トリはウリヴィエリ監督。苦手のアウェイで、しかも大黒柱のアモルーゾを突然欠くという緊急事態にもかかわらず貴重な勝ち点1を獲得したことで、試合前とは打って変わって穏やかな表情になっていた。これなら安心して話しかけられる。
「ミステル!写真お願いしてもいいですか?」
突然レッジーナのマフラーをしたジャポネーゼに話しかけられて、監督は目を丸くしながらイタリア語であれこれ話しかけてきた。まずい。全然わからない。
私が困っていると「エンポリ?それともレッジョ?」と2択で質問してきた。イマイチというか全然意味がわからなかったんだけど、元気よく「レッジョ!」と答えると、監督は「ほー、ほー、ほー!」と更に目を丸くする。私、よほど監督を驚かせる答えをしたらしい。
質問は何だったんだろう?「エンポリとレッジョ、どっちに住んでいるの?」だったんだろうか?・・・・・・ま、いいか。もうレッジーナの監督じゃないし。←おい

優しいお爺ちゃんでした

ウリヴィエリ監督はトスカーナの人なので、バスには乗らなかった。今夜はトスカーナの自分の家に帰るのだろう。お爺ちゃん、家族と過ごす束の間休暇を楽しんでください。

いよいよバスが出発する。もう9時半を過ぎている。ついにレッジーナの皆とお別れだ。ありがとう。この2日間、めちゃくちゃ楽しかったよ。
感謝の気持ちを込めて走り始めたバスに向かって両手で大きく手を振る。バスの窓からは、ミッシローリ君、トゥルベルグ、そしてコッツァが笑顔で手を振ってくれた。カンパは手は振ってくれなかったけど、怪しいニヤニヤ笑いをくれた。(笑)

北イタリア遠征記2008 | Comments(4) | Trackback(0)
Comment
コッツァ
かっこいいッス。キャラ的に本間勲選手(新潟)にかぶるような。寺川選手の方かな?いや、田中亜土夢選手も・・・
かっこいいというか
かわいいというか、元ミスイタリアの奥様を射止めたのも何となくわかるような、わからないような(笑)
もしかしたら、こういうキャラは女性よりも男性の方に人気があるかもしれませんね。
写真のコッツァ、こうやって見ると結構カッコイイですね。

>コッツァが日本語をしゃべった!アリガトウって言った!
リーメイさんとお友達の方にとっては「その時、歴史が動いた(NHK)」状態の感動だったんですね。

>ますますコッツァの頬が赤くなる
コッツァはやっぱり女の子にたかられる機会が少ないから(キャラ的に・・・)、動揺したんでしょうかねぇ。

親善試合で骨折したらしいんで、開幕は彼抜きで戦わねばならないようですね(ーー;)
「その時、歴史が動いた」って(爆)
相変わらずこれ以上は望めない適切な表現でございます。はい、正にそんな感じでした。
笑顔だけならともかく、まさか「アリガトウ」と言ってくれるとは・・・。ほんまビックリしました。

>コッツァはやっぱり女の子にたかられる機会が少ないから(キャラ的に・・・)
いやいや、Fillipoさん、コッツァの認識ちょっと間違ってますって。^^;
コッツァは最近はだんだんと年齢を感じさせる外見になってきましたが、なかなかの2枚目です。独身時代はレッジョの婦女子はみんなコッツァに夢中でございました。あまりにも美しくて強い女王様タイプの嫁をもらったので、みんなさっさと諦めましたが(笑)

>親善試合で骨折したらしいんで、開幕は彼抜きで戦わねばならないようですね(ーー;)
あーもう、頭痛いです。(T-T)
とりあえずコッラーディが来てくれたので心強いですが、アモルーゾがいない今、コッツァ不在時は誰が攻撃のリーダーとしてチームを引っ張っていくのか・・・。ブリエンツァは結構大人しいんですよね。その辺ちょっと心配です。
コッツァ嫁、早く骨がくっつくように旦那にたくさんカルシウムを取らせるんだ!

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