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2008/04/27

十日目③:レッジーナ×ミラン 試合中の風景

この試合のレポはこちらを参照のこと。ここではゲーム展開以外の細かいネタを中心に拾っていきますので。
『セリエA第38節レッジーナ×ミラン 奇跡を起こしたレッジーナ』

両チームの選手紹介が始まった。GKカンパニョーロからレッジーナの選手の名前がアナウンスされる度に大きな拍手。それがアタッカンテの二人になるとひときわ大きな歓声に変わる。やっぱりこの二人の人気は別格だわ。ビアンキ18ゴール、アモルーゾ16ゴール(この試合で17ゴール達成)とビッグクラブの2トップ並に点を取ったんだから当然だよね。
驚いたのがミランの選手紹介でピルロの名前と共に大歓声が起こったこと。隣のオヤジが「ピルロは元レッジーナなんだ!」と誇らしげに教えてくれた。はいはい、そんなこと教えられなくても知ってるよ。(笑)
ミランは予想通りメンバーをかなり落としてきた。これは行ける。いや、行くしかない!

選手入場と共に観客全員が立ち上がり、全座席の上に置かれてあった赤いビニールシートを胸の前に掲げる。スタジアムが一面アマラント色になって壮観だ。風が強くて両手でしっかりとシートを掴んでいないといけなかったので、この時の写真を撮れなくて本当に残念。とっても感動的な眺めだったのに。
レッジーナのキャプテンは出場停止のルカレッリに代わりメスト君。ミランのキャプテンはピルロだったと記憶している。

これピルロだよね?

キックオフ直前の緊張の瞬間。センターサークル奥から順にヴィジャーニ、ガッツィ、テデスコ、アモルーゾ、モデスト、ビアンキ。

気持ちが高ぶりすぎて試合中の写真はほとんどピンボケでした

キックオフからティフォージの応援は既にマックス。それに応えてアモルーゾが何と前半8分にいきなりゴールした。しかもトラップしたハイボールを反転しながらボレーで叩き込むアクロバティックなゴールだ。周囲のオヤジたちは奇声を上げながら狂喜乱舞。私も一緒に飛び跳ねる。クルヴァのウルトラスから始まったセリエアー!セリエアー!セリエアー!の大迫力の合唱がスタジアム全体に広がっていく。
その後はアモルーゾがキープしたり、効果的なパスを出したりするだけでオヤジたちは手を叩いて大喜び。アモルーゾもノリノリで虎視眈々と2つめのゴールを狙う。私がエンポリ戦とこの試合で見たアモルーゾのボールのないところでの動きからシュートに持ち込むまでのパターンは以下の通り。スタジアムだとテレビには映らないこういうシーンが見られるから面白い。
① ペナルティエリアから離れた場所で「僕はゴールに関わる気はありませんよ~」という感じでしれーっとしている。腰に手を当ててボーっとしていたり、ゴールに背を向けてふらふら歩いていたり。相手DFはこれに騙される。
② いつの間にかスルスルとエリアに近づいていくが、動きが緩慢なので相手DFもそこまでタイトなマークをしない。みんなゴール前にいるビアンキにばかり注意が向かう。
③ 味方がラストパスを出した瞬間にパスの到達地点を予測して一気にそこに飛び込む。この時の瞬発力が半端じゃない。アッと思った時には相手DFは完全に置いていかれている。

いつも必ずこのパターンじゃないけど、こういうのをこの2試合で何度も見た。ゴールの嗅覚が鋭いってこういうのを言うんだろうなあ。これを書いている2008年4月26日現在、アモルーゾは嫌々1トップをやっている。最初からDFを背負ってゴール前に張っていなくちゃいけない役割だと彼の良さは発揮できないのかもしれない。昨季の彼のプレースタイルを思い出しながらそう思う私であった。

ハーフタイムにトイレに行って戻ってくると、通路で手すりに噛り付いて選手の再入場を待っているチビッ子二人が目に入った。一人はレッジーナユニ、もう一人はなんと20番ヤロシクのユニを着ているぞ!これってヤロシクがチェルシーの前に所属していたCSKAモスクワのユニなんだろうか?

なぜレッジョにヤロシク?!

「それどこのユニだよ?ヤロシクって誰?」
「今セルティックでナカと一緒にプレーしているヤロシクを知らないのかよ!」
「だから何でそいつのユニなんだよ?おまえ、赤いユニだったら何でもいいと思ってんな?」
「同じアマラント色だからいいじゃん!」

チビッ子二人の間で実際に上記の会話が交わされたかどうかは定かではない。

両チームの選手が出てきて、それぞれの位置についていく。その時、思いがけない光景を目撃して、嬉しくて嬉しくて思わず声を上げそうになった。
アモルーゾとビアンキが話してる!仲直りしたんだ!
しかし帰国してから録画で確認したら、どう見てもアモルーゾがブチ切れてビアンキを怒っている画だった。「いつまでそんな態度を取っているんだ!いい加減にしろ!」と、ようやく言えたんだろうか。遅いよ。もっと早く切れても良かったのに。我慢強すぎるよアモルーゾ。まあ、どんな形であれ、二人が言葉を交わしたことが重要だ。

後半開始早々、アモルーゾがカフーに削られて大ブーイング。周りのオヤジたちも「俺たちのニックになにすんねん!」と怒りまくっている。←なぜ関西弁
後半11分にアモルーゾがファヴァッリに後ろからタックルされた時は、耳が痛くなる程の大音量の罵声がファヴァッリに浴びせられた。誰も日本語が分からないのをいい事に、私もお嫁に行けないような言葉を連発する。何を叫んだかは当然書けない。(笑)

このタックルで再び怪我をしてしまったにも関わらず、このあとカウンターから長い距離を走って強烈なミドルを放ったアモルーゾには割れんばかりの拍手が送られる。凄いよ。格好良すぎるよアモルーゾ。
そして後半22分にアメリーニと交代になった時はスタジアム総立ち。

E se tira Amoruso e se tira Amoruso è gooooooooool!!!
 ♪~もしアモルーゾがシュートすれば、
      もしアモルーゾがシュートすれば、
         それはゴールになる!!!~♪


ファンの大合唱に嬉しそうに両手を挙げて応えるアモルーゾ。右隣の親父は「グランデ・ニーック!!!」と3回くらい繰り返し叫んでいた。
ここまでザ・アモルーゾ・ショーな内容だったので、アモルーゾが下がったら少しテンション下がるかと思いきや、交代で入ったアメリーニがいきなりファーストタッチで豪快なゴールを決めた。オレステ・グラニッロに再び地鳴りのような歓声が沸きあがる。

よっしゃー!タコ社長、よくやったー!!!

いいぞ、いいぞー!ミラクル達成は目前だ!
直後にミランがピルロ→ガットゥーゾの交代。すると再び異様な盛り上がりを見せるちょっと不思議なオレステ・グラニッロ。

ピルロ!ピルロ!ピルロ!ピルロ!

ピルロの姿が見えなくなるまでスタジアム全体からピルロの名前が連呼される。いや~、レッジョの民のアモルーゾ愛も相当だけど、ピルロ愛も負けないくらい凄まじい。ピルロはむちゃくちゃ嬉しかっただろうなあ。

もうこの後は勝利を確信してスタジアムはウェーブの嵐。いったい何周するんだよ!試合観ようぜ!と突っ込みたくなるくらい何度もウェーブが周ってくる。その度に周りのオヤジたちが子どもみたいに飛び上がるのが微笑ましい。
試合終了5分前にはビアンキ→ニールセン君の交代で、再びスタジアムはスタンディング・オベーション。ゴール出来なかったけど、間違いなく残留を果たせそうなので、ビアンキも満面の笑みで声援に応える。

そして試合終了のホイッスル。その瞬間スタジアムが歓喜の大爆発。歓声というか悲鳴といういうか、全員がめいめいに雄叫びを上げながらハイタッチしたり抱き合ったり物凄い事になっている。選手もマッツァーリ監督もフォーティ会長もスタッフもみんな次々とピッチに躍り出てくる。

セリエアー!セリエアー!セリエアー!

スタジアム全体が一つになって拳を突き上げて叫びまくる。

セリエアー!セリエアー!セリエアー!

涙が一筋頬を伝う。この瞬間に立ち会えて本当に良かった。奇跡の証人になれて本当に良かった。一生忘れないよ。ありがとうレッジーナ。
南イタリア遠征記2007 | Comments(0) | Trackback(0)
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