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2007/12/23

九日目①:いつも必ずいたあの人がいない

5月26日(土)晴れ時々雨

早朝に身支度をする板貫さんの姿を寝ぼけ眼で見守る。
「わざわざ下まで見送りに来なくていいですからね。私が行ったらまた寝てください。」という板貫さんの言葉に甘えて、部屋の前でお見送りした後にまた夢の中に戻った。
9時半にサロンに行くとテーブルがほぼ埋まっていたので、カフェラテとブラッドオレンジジュースとプレーンのブリオッシュを部屋に運んでバルコニーで食べることに。カルロがアミーカ(友達)が何たらかんたら言っているので板貫さんのことを尋ねているのだと思い「フィレンツェ」と答える。だってレッジョに来てから板貫さんは人に聞かれるたびに「フィレンツェでイタリア語の勉強をしている」と答えていたから。この日から何度「アミーカは?」「フィレンツェ」という会話をレッジョの民と交わしただろう。

一人になってからは、ここでよく食事しました。

バルコニーで朝食と言うと聞こえはいいが、ご覧の通り隣は廃墟。いや、カーテンだけは新しかったりして、中途半端に人の気配があるのが不気味だった。明るいうちは気にならないけど、夜になるとちょっとしたお化け屋敷気分を味わえる。

夜になっても電気が点いたことはなし

食後は恒例の海辺の散歩。今日は土曜日なのでガゼッタを購入して、ベンチで海風に吹かれながら別冊スポーツウィークを眺めた。今週の特集はもちろんビッグイヤーを獲得したミラン。私はミラニスタではないので、このスポーツウィークは次のキリ番企画のプレゼントにしようかな。って、このブログの読者にミラニスタはいるんだろうか。(笑)

昨日までずっと晴天が続いていたのに、昼過ぎに雨が降り出した。スコールみたいな降り方で、短時間の激しい雨→晴れ間→短時間の激しい雨の繰り返し。気温も下がって凌ぎやすい。ありがたい。今日は熱射病の心配をしなくて済みそうだ。
折り畳み傘をバッグに入れ、珍しく早めに迎えに来たアントネッロの車に乗り込んだ。サンタガタに行くまでの間ずっと「いい子だったね。本当にいい子だったね」と板貫さんの話を続けるアントネッロ。帰国後に板貫さんから聞いた話によると、早朝の空港までのピックアップサービスは朝食付だったらしい。この野郎、私にも食事付のサービスをしやがれ。(笑)

昨日よりもかなり早めにサンタガタに到着したので、まだ選手も見学のファンの数もまばらだ。時間と共に増えてくるファンの中に私はある人の姿を探していた。2004年遠征記からずっと読み続けてくださっている方なら既に気付いていると思うけど、練習見学皆勤賞だった半袖オジサンがいないのだ。半袖オジサンというニックネームの由来は、2004年4月の肌寒い雨の日に皆がジャンバーやコートを着て震えながら練習を見ていたとき、一人「寒くない!」と言い張って半袖で頑張っていたから。あの時はギリギリ「オジサン」と呼べる外見だったけど、去年は髭が白くなっちゃってすっかり「お爺ちゃん」になっていたっけ。ここに来ればいつも必ず会えたのに、どうして今年はいないんだろう。去年の私との2ショット写真をプレゼントしてあげようと再会を楽しみにしていたのに。誰かに写真を見せて尋ねれば、どうしてオジサンがいないのか教えてもらえたかもしれないけど、なんだか怖くて訊けなかった。亡くなったとか言われたらどうしようかと思って・・・。その前にイタリア語でオジサンの消息を教えてもらったところで理解できたかどうか、はなはだ疑問だけど。

去年の2ショット

選手の数がだんだん増えてきた。エステヴェスは子どもを連れてきたようで、男の子がエステヴェスにまとわりついている。結構大きな子どもがいるんだね。「パパ、遊んで!」という感じで飛びついてくる息子を嬉しそうにあやすエステヴェスをほのぼのしながら見ていたのだけど、二人がだんだんとこちらに近づいてきた時に声を上げて笑いそうになった。だって、エステヴェスにまとわりついていたのはフォッジャだったのだ。あまりにも無邪気に遊んでもらっているから子供かと思ったよ。(爆)
フォッジャがゴールした時にベンチのエステヴェスの元へ走っていく写真を見たことがあるので二人の仲がいいことは知っていたけど、ここまでフォッジャがエステヴェスに懐いているとは思わなかった。この二人は何がきっかけでこんなに仲良しになったんだろう?

エステヴェスとフォッジャにめちゃくちゃ和ませてもらったけど、やがて昨日と同じように選手たちが大グループと小グループに分かれてボールを蹴り始めると徐々に緊張してきた。そしてアモルーゾが登場すると私の緊張は最高潮に。今日も昨日と同じ光景が繰り広げられてしまうのだろうか・・・。
南イタリア遠征記2007 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
レッジョの民。
「イタリア語話すのね!とっても上手だわ~」とか言ってくれてました。その度に「フィレンツェで勉強してるんです。アハハハハ~…」って返してました。
みんなお世辞が得意なのかも。あんないっぱいいっぱいなイタリア語のどこが上手なんだ(^_^;
それでもまだあの時は1ヶ月半語学学校に通っていた成果があったんですが、ぶっつけ本番の1月の遠征は喋れないと思います(汗)

アロニカがお気に入りのカルロくんは、「アミーカが、金はお前さんが払う、って逃げちまったぞ~」とでも言ってたのかも知れません(笑)
でもって、帰りの日の朝食サービスですが、あの朝アントネッロの目が半分しか開いてなくて、眠い眠い言って「目覚ましにエスプレッソ飲みに行ってもいい?」ってことでまずバールに行き、「この近くにブリオッシュの美味い店があるんだけど行く?」ということでブリオッシュ屋に行き、先々で振舞ってもらいました(^_^;
いいおっちゃんでした。
お世辞ではなくて
俊輔のレッジーナ移籍後多くの日本人がレッジョを訪れましたが、私みたいに挨拶しかできない人が多かったので、意思疎通を図れるのがめっちゃ嬉しかったのではないかなと。
私のイタリア語も全然上達していません。5月に照準を絞って勉強しているので。←ホントかよ?

>「アミーカが、金はお前さんが払う、って逃げちまったぞ~」
あいつなら言いそうだ(爆)

>あの朝アントネッロの目が半分しか開いてなくて
板貫さんのために相当無理したんだろうなぁ(笑)
あそこのホテルで早朝にタクシー頼むとアントネッロじゃなくて若いお姉ちゃんドライバーが来るから、普段アントネッロは午後専用なんじゃないかと。(^_^;
寄り道していてもフライトに間に合って何よりでした。

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