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2007/10/03

六日目②:ピッツェリアでCL決勝観戦

いつもだったら7時にはオープンしている毎度お馴染み海岸通りの『LE PALME』は、従業員が一つのテーブルに集まってミーティングをしていた。キックオフ前までにここで夕食を取るのは無理だな、こりゃ。
どこでもいいから手軽に夕食を取れるところにしようということで、すぐ近くにあるピッツェリア『Qbizza』に入った。最初はピザをテイクアウトしようと考えていたのだけど、店の中に巨大なハイヴィジョンテレビがあるのを見て目がきらきら輝く私たち。もしかして、ここでCL見られるかも?!
とってもフレンドリーな黒人の店員さんに板貫さんが尋ねたところ「ここで観戦していきなさい」と言ってくれた。ヤッター!\(^o^)/
Pizze farciteという名前の具沢山のピザとアランチーノ(シチリア名物ライスコロッケ)とハイネケンをオーダーしてテレビ画面を見やすい席を確保する。嬉しいよぉ。こんな大きな画面で試合を見られるなんて。
私たちがピザを食べていると俊輔を懐かしむ人たちがニコニコしながら話しかけてくれる。
「2年前までナカムラがいたんだけど、いなくなっちゃったのよね」とか、そんな当たり前のことしか言わないんだけど、何かしら声をかけてくれるのが嬉しい。俊輔、今でもレッジョの人たちは君の事を忘れていないぞ。

黒人の店員さんともいろいろおしゃべりして(←私じゃなくて主に板貫さんが)レッジーナ関連の面白い情報を教えてもらった。この店にはレッジーナの選手がよく来るそうだ。だから選手とも仲良しらしく、誰が何処に住んでいるのか妙に詳しかった。「アモルーゾはどこそこに住んでいて、ルカレッリの家はどこそこで」と、次から次へと教えてくれるが、それほど土地勘のあるわけでもない私と全く土地勘のない板貫さんは、住所を聞いても右から左で全然覚ええられない。デジカメをビデオモードにして店員さんを撮影しておけばよかったかしら。別に家を教えてもらったからって、押しかけようとか、そんなことは考えていないけどさ。・・・待ち伏せくらいはするかも?←こら
選手たちの家情報よりも私たちが驚いたのは「モデストはいつも子ども連れてくるよ」の一言。
こ、子ども?!モデストに子ども?!あの左サイドのきかん坊は既婚者なの?!
更に驚いたのがこの一言。
「ここに来ると煙草スパスパ吸ってるよ」
タ、タバコですとー?!アスリートが喫煙していていいのか?!でも、あんだけ走れりゃ吸ってても文句言えないか?運動量落ちたら説教してやるから待ってなさい、モデスト。って、あの子が私の言うことになんて耳貸すわけないけど。その前にイタリア語で説教なんて無理だけど。
しかし、イタリア語が話せると面白い話をたくさん聞けるものなんだなぁ。イタリア語学習がんばらなくちゃ!←2007年10月3日現在、時々NHKイタリア語会話を見るだけ。終わってるよ<自分

8時半が近づくとテレビ観戦目当ての客が少しずつ増えてきた。そして試合開始のホイッスル。板貫さんも私もミランのファンでもリバプールのファンでもないので、ハイネケンを飲みながら気楽に観戦。でも応援するのはもちろんミラン。だってレッジーナは4日後に運命の最終戦をミランと戦うんだもの。ミランにビッグイヤーを獲ってもらって、祝賀パーティ三昧で気の抜けた状態でレッジョ入りしてもらわないと困るのよ。すべてはレッジーナ奇跡の残留のため、今日だけはミランを応援しまっせー!
前半終了間際、どちらかというとリバプールの方が多くのチャンスを作れていたのに、先制点を挙げたのはミランだった。サッカーってそういうものだよね。
ピルロのFKが直接ゴールネットを揺らした瞬間、店内の全員が立ち上がって大歓声!レッジョの民は4日後の最終節どうこうより、同じイタリア人としてミランを応援しているのかも知れない。
リプレイを見たらピルロの直接FKが決まったのではなく、ピッポ・インザーギの肩に当たって軌道が変わったために生まれたゴールだと分かった。何故かあそこにいたピッポ。てか、あそこにいるのがピッポだよね。

ハーフタイムに「もう1本ビール頼むから試合終了までいてもいい?」と尋ねると「なに言ってんだ。なにも頼まなくていいから、最後までいなさい」と黒人の店員さん。お言葉に甘えてミネラルウォーターだけ頼んで、そのまま店に居座り続けた。
厨房で働いている店員たちが入れ替わり立ち替わりテレビの前にやってきては前半のハイライトを眺めていく。みんなゴールの瞬間のガッリアーニ氏の物まねをして大騒ぎ。南の奴らはホンマにおもろい。

後半も水を飲みながらマッタリ観戦。
ガッチャンの不用意なパスをジェラードにかっさらわれてドキッとする場面もあったけど、次のゴールを挙げたのもミランだった。カカの絶妙なスルーパスに抜け出したのは、もちろんピッポ。GKレイナの動きを冷静に見極めたピッポが放ったシュートは再びゴールネットを揺らした。店内は再度大歓声!と言っても、途中で帰っちゃった人が結構いて、この時間になると空席が目立ってきた。多分みんな自宅で続きを見ているのではないかと。
このまま試合終了かと思った後半44分、リバプールのCKの流れたボールをカイトが頭で押し込んで1点差に。しかし反撃もここまで。ミランが見事ビッグイヤーを獲得。アテネの空にミランの選手たちの雄叫びが木霊する。
おめでとうミラン!さあ、レッジーナのために浴びるほど飲んでくれ!(笑)
大満足で帰り始めるピッツェリアのお客さんたち。私たちはもう少し残ってミランの選手たちの喜ぶ様子を眺めてから、最後は親切にしてくれた黒人の店員さんと握手をして店を後にした。
この店に3時間いて使ったお金は二人合わせてたったの10ユーロ。また来るから許してね。

南イタリア遠征記2007 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
モデストは喫煙者なんすね。
それであの運動量はホントすごいっすね^^;
昔セリエの得点王だったウブナーも喫煙&飲酒しまくりの人でしたが、イタリア結構多いんですかねぇ(笑)

この試合は内容的には凡戦に近かったと思うんですけど、インザーギ的には美味しい試合でしたね。
万全の状態からは遠かったにも関わらず2ゴール。
やっぱイングランドのDFはあの男には相当楽に見えたんでしょうね、特に背後のスペースとか(笑)
Fillipoさん、コメントどうもですー。
モデストは喫煙者じゃなかったら、もっととんでもない選手になっていたかも?
ま、運動量が落ちてきたら私じゃなくてアモルーゾあたりが説教してくれるでしょう(笑)
かのバッジョも喫煙者だったという話を聞いたことがあります。イタリアは多いのかもしれませんね。

>この試合は内容的には凡戦に近かった
確かに店内の人々が息をつめて試合の行方を見守っていたり、ゲームの局面毎に盛り上がったということはありませんでしたね。得点時に騒いだだけで。

ピッポにとっては、ほんと美味しい試合でした。
笑っちゃうくらい大舞台に強い人ですよね。神様に選ばれた選手なんだろうなと思います。
>特に背後のスペースとか(笑)
はい。確かに(笑)

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