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2007/09/23

五日目②:灼熱のフィレンツェ観光&緊急事態2連発

ガイドブックを持っていないので、何処に何があるのかサッパリ分からない。とにかく歩き回っていれば何か観光名所にぶつかるだろう。

で、最初にぶつかったのがここヴェッキオ宮。かつてフィレンツェ共和国政庁舎だったゴシック様式の建物だ。チケット売り場に行列が出来ていたので、中に入らず素通り。あまりに暑くて並ぶ気になれなかった。今考えると「百合の間」や「イルカを抱くキューピッド」を見ておかなかったなんて勿体ない・・・。

真冬に行けば空いてるかなあ

ヴェッキオ宮のすぐ前はシニョリーア広場。中心にネプチューンの噴水が位置している。

フィレンツェはイタリアの京都と言われているらしい

広場の一角にあるリストランテのテラス席。どこもかしこも観光客だらけ。自分もそのうちの一人だけど。

こんな暑い日にテラス席でお茶できないわ、私

フィレンツェの象徴であるドゥオーモ。花の聖母寺とも呼ばれているらしい。これもゴシック建築。ピンクの大理石の美しさに暑さを忘れ、しばし見惚れる。

とても華やかな外観

ドゥオーモのクーポラ。内部の500段の階段を登るとバラ色の街並みを見渡せるらしいが、このクソ暑い日にそんなことしてられんわ。

屋根がかわいい

ジョットの鐘楼。クーポラに登るよりは、こちらの方が比較的空いているらしい。もちろん登らなかったけど。

ほっそり美人です

観光名所ではないみたいだけど(ガイドブックに載っていない)歩いている途中で見かけた質素な教会。エントランス上部にある彫刻が美しかった。

なんていう教会なんだろう

そろそろ限界。溶けて無くなってしまいそうなくらい暑かったので、ここらで観光終了。今の時期に観光なんてするもんじゃないわ。
さて、自分が何処にいるのか分からない、地図も持っていない状態で、どうやって駅に戻ろうか。とりあえず大通りに出て、観光バスが戻っていく方向に狙いを定める。夕方だしそろそろツーリストたちが発着点に戻る時間だ。野生の感のみで歩き始めたけど、約20分後に無事サンタ・マリア・ノヴェッラ駅に到着。方向音痴だけど、こういう感だけは結構働く。

列車に乗り、座席でうとうとしていたら、突然お腹が差し込んできた。エンポリ到着まではあと20分はある。どうしよう。
しばらく我慢していたけど、かなりヤバイ状態になってきてエンポリの一つ手前の駅で飛び降りた。しかし駅にはトイレが見当たらない。駅舎の外にも見当たらない。通りかかった高校生と思しき女の子に「ねえ、英語話せる?気分が悪いの。今すぐトイレに行きたいの!」と訴えるが、英語の話せない女の子は困り果てて近くにいた若い男性に助けを求めた。ところが彼も英語を話せなかった。二人とも外国人がトイレに行きたがっていることだけは理解してくれたようだが、自分の考えを英語にすることが出来ず「あー」とか「うー」とか唸るだけ。
うわー、こんなことになるなら、あと一駅我慢してエンポリまで行っちゃった方が良かったよー!トイレ、トイレ、トイレに行きたーい!
そこに救世主が登場した。金髪ロングヘアの綺麗なお姉さんが“Can I help you?”と話しかけてくれたのだ。事情を説明すると「まあ、それは大変!ここにはトイレが無いから町の中心まで行きましょう。そこでバールのトイレを借りるといいわ」と一緒に繁華街まで歩いてくれた。小さな町なので5分ほどで中心地に到着。バールの前で「まずコーヒーを一杯頼むのよ。それからトイレを借りる。それが礼儀だから。分かったわね」とお姉さん。ニッコリ笑って「じゃ、いい旅を!」と手を振って去っていった。親切にしてくれて本当にありがとう。
店に飛び込み、カウンターの向こうの肝っ玉母さんにエスプレッソを注文。エスプレッソを出してくれたところで「トイレを使わせてください」と英語で言う。イタリア語を考える余裕なんて、もはや皆無。肝っ玉母さんが英語を理解できたのかどうかは不明だが、切羽詰った顔でバールに飛び込んでくる人は大抵トイレに行くものなのだろう。笑顔で鍵を渡してくれた。トイレは使わないときは鍵を閉めてあるらしい。
もどかしい思いで鍵を開け、速攻で便器に腰掛け、ギリギリセーフ!助かったー!
スッキリした後はゆっくりエスプレッソを味わってバールを出た。

その日のうちに更にもう一つトラブル発生。
部屋に戻って寛いでいるところに板貫さんがやってきた。エンポリファン感謝デーのイベントに参加する前に明日の打ち合わせをするために寄ってくれたのだった。あれこれ決めた後、「下にアレッシアさんがいましたよ。今日のうちに部屋代を払っちゃった方がいいんじゃないですか」と板貫さん。明日出発する前に会えるかどうか分からないので、そうするのが賢明だろう。ということで、板貫さんが出ていった後にお財布と部屋の鍵だけ持って階下へ降りていく。しかし、タッチの差でアレッシアさんは帰った後だった。残念。
仕方がないので部屋に戻ることにするが、鍵穴に鍵を差し込んで回そうと思っても回らない。最初から調子が悪くてスムースに開いたためしがないのだけど、何度かガチャガチャやっているうちに開いたので気にしていなかった。しかし、今回はいくら試してみても開かないのだ。どうしよう。部屋に入れないよ。
出かけるつもりじゃなかったので財布以外何も持っていない。板貫さんの携帯の番号も部屋の中だ。再び窮地に立たされる私。いったい何なんだ今日って日は。
アレッシアさんが戻ってくることに一縷の望みを託して管理人部屋の前に呆然と立ち尽くす。だけど30分経ってもアレッシアさんは戻ってこない。てか、戻ってくることはないだろう。
板貫さんは帰りが遅くなる。どこでファン感謝デーをやっているのか私は知らない。
さあ、どうする私?
そこに1階の住人が帰宅してきた。買物袋を抱えたイタリア人母娘に「すみません、上の階の者ですが、部屋のドアが開かなくて困っています。助けてください!」と英語で切々と訴える。お母さんは怪訝な顔で首を振り、すぐにドアを閉めようとするが、娘の方は荷物を置くと“OK”と言いながら私と一緒に2階に上がってくれた。しかし、彼女が何度ガチャガチャやっても、やはり鍵は回らない。意地になった彼女は力任せに鍵をひねった。鍵が変形するんじゃないかと思うくらい全身の力を込めて。その瞬間「ガチャン!」と言う大きな音と共に鍵が回転。ヤッタ!開いたぞー!
二人で抱き合って大喜び。何度もお礼を言って別れた。

あー、トラブル続きでとんでもない一日だったなぁ。だけど、必ず親切なお姉さんが現れて助けてくれたので後味は悪くない。疲れたから今夜は早く寝よう。明日はレッジョだ。

南イタリア遠征記2007 | Comments(4) | Trackback(0)
Comment
お疲れ様
旅行時には定期的にトイレへ。わかります。
ドライブ時には1時間に一回休憩。公共機関に乗った際には駅に着くたびに休憩。私はそうしています。
外国はさらに大変なんですねえ。日本は公衆トイレがありますからね。
公衆トイレ
一応ヨーロッパにもあります。確かロンドンにはあったと思います。
イタリアは気にしたことないので分かりませんが。
イタリアでは「トイレはバールで借りるもの」というのが一般的な考え方のようです。

定期的にトイレへ・・・
小さい方はそれでいいんですけど、大きい方を突然もよおしてしまうとお手上げです(汗)
今考えると、列車内にトイレがあったんじゃないだろうか・・・
しかしreoさん1時間に1回って(笑)
イヤイヤイヤ
長時間のドライブは疲れがたまるのですよ。ですから1時間に1回は車をとめて休憩して、肩を回して、目薬をして・・・トイレに行くなあ(笑)
今週の浦和戦は所用で出かけるため断念。友だちにチケットを送って次戦は新潟で大宮戦です。
アハハハ
やっぱりトイレに行くんじゃないですか(笑)

えー、改築工事がもうすぐ終わる大宮公園サッカー場はリーメイ宅から一番近いサッカー場なので、大宮がJ2に落ちてしまうと困ります。気軽にJリーグ観戦できなくなってしまいます。ですから、大宮戦はお手柔らかにお願いします。←reoさんに頼んでも意味ないけど

reoさんのブログ日参していますが、ここのところいつも読み逃げですみません。今度そちらにもコメントしますねー。

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