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2007/08/19

三日目⑤:エンポリ×レッジーナ 試合後の風景その3

マッツァーリ監督を乗せたレクストンが見えなくなるまで見送った後、再びバスのところに戻ったものの、まだアモルーゾは出てきていなかった。疲れたので歩道沿いのフェンスにもたれてしゃがみ込む。もうすぐ7時だよ。水は試合中に飲み終わってしまったので、かれこれ2時間以上水分補給していない。5時過ぎても日差しが強い中、屋根もない所でずっと出待ちをしていたので喉がカラカラだ。おーい、アモルーゾ、どんだけ待たせるんだよぉ。干からびちゃうよぉ。

あ、フォーティ会長がバスから降りてきた。こっちに向かって歩いてくる。
え?私に用があるんじゃないよね?(汗)
フォーティ会長は私の隣に立つと、フェンスにもたれて大きなため息をついた。そして両手で顔を覆い、そのままの格好で動かなくなった。
この人も疲労の色が濃い。マッツァーリ監督に負けず劣らず神経が磨り減っていることだろう。なにか声を掛けてあげようかという気に一瞬なったが、レオンとペリッツォーリを冬のメルカートで売り飛ばした奴に優しい顔なんかしてやるものかと思い留まる。でも隣でぐったりされていると凄く気になるんだけど・・・。
アモルーゾ、早く出てきてよ。会長、倒れそうだよ。

レッジーナサポも全員引き上げ、もうアモルーゾを待っているのは私くらいだろうと思っていたら、秋葉原にいそうなオタク系男子3人がまだ粘っていた。最近レッジョには『アモルーゾマニア』と呼ばれる熱烈なアモルーゾファンが増殖中らしいが、エンポリにも生息しているのだろうか。

時計の針が7時をまわった頃、ようやくアモルーゾが姿を現した。膝に大きな氷を括りつけてテーピングでぐるぐる巻きにしてある。やっぱり怪我の治療をしていたんだ・・・。最終節大丈夫なんだろうか。

アモルーゾの足

こんな時にファンサをおねだりしていいのかな・・・。と、ほんの一瞬悩むものの、板貫さんが「行きますよ!」と走り出すと、その後ろをすぐに追う私。←おい
先のオタク系男子3人がサクサクとサインを貰って離れていった後に近づいていって「すみません、写真お願いしていもいいですか?」と尋ねると、穏やかな口調で「Si.」と返ってきた。「Si.」と答えると同時に「ここにおいで」という風に右手を広げて微笑んでくれるのは去年と同じ。去年と違うのは、ただ一つ。

アモルーゾも老けた?

いや、やつれていると言うのが正解かな。ボロボロというかヨレヨレというか。90分間死闘を繰り広げた後だから当然といえば当然なんだけど・・・。
去年サンタガタで会ったときは、張りのあるお肌がキュッと引き締まった小顔で、どうしようかと思うくらいステキだったけど、今日は目が充血しているし、日に焼けてデコは赤黒くなっているし、目の回りは触ったら痛そうなくらい赤くなっている。すげえヒリヒリしてるんだろうなあ。日焼けに弱いお肌なんだね、アモルーゾ。
まあ水曜日にサンタガタで会うときには疲労も回復して、またカッコいいアモルーゾに戻っているに違いない。

何の音楽聴いていたの?

「グラッチェ」「プレーゴ」と私と言葉を交わした後にバスに乗り込もうとしたアモルーゾだったが、板貫さんに「もう一枚。今度は一人で」と言われると「あ、はい」という感じでカメラに向かって真っ直ぐに立ってお行儀よくジッとしている。とても従順な人である。(笑)
いきなり敵地で外国人の女子に襲撃されて面食らっているんだろうなあ。私は真横から至近距離で眺めていたんだけど、ちょっと照れていて何だかかわいかった。

因みに日焼けが一番酷かったのはガッツィです。真っ赤でした。

最後に「チャオ」と手を振ると、はにかんだ笑顔で「チャオ」と短く手を振り返してくれるアモルーゾ。疲れ果てているのに優しくしてくれてありがとう。

アモルーゾを乗せて、バスはようやく走り出した。約1時間半待っていた会長、スタッフ、選手たち、みんな本当にお疲れさま。
水分不足で干からびそうな私と板貫さんも退散。私の部屋に直行してオレンジジュースで喉を潤した。
テレビをつけたらセリエAハイライト番組で「アモルーゾは次節出られない」と言っていてビックリ仰天(もちろん聞き取れているのは板貫さん)。あの膝はそんなに重症だったんだ!
困る。そんなの困るわ。だって次節はフォッジャが累積警告で出場停止なんだよー。アモルーゾもフォッジャもいなかったら奇跡の残留がかかっている最終節でレッジーナはどうやって勝てばいいんだろう・・・。果てしなく不安になる私。

更にその夜、板貫さんが帰った後に『フィオレンティーナTV』(本当にこういうタイトルかどうかは不明。とにかくフィオレンティーナのことだけをやっている番組だった)を見ていたら、司会者やゲスト陣がアモルーゾの名前を連発。20回くらい名前が挙がっただろうか。
なになに?いったい何を話しているの?どうしてフィオレンティーナの番組でアモルーゾのことがこんなに話題になっているの?
板貫さんが帰っちゃったから、何を話しているのか分からないよー!
やっぱりアモルーゾはシーズンが終わったらフィオレンティーナに移籍しちゃうんだろうか。内容がサッパリ分からないので、ひたすら不安になり泣きそうになる私であった。

南イタリア遠征記2007 | Comments(0) | Trackback(0)
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