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2007/07/23

三日目①:エンポリ×レッジーナその1 試合前の風景

5月20日(日)快晴

昨日レッジーナ御一行様のお出迎えが出来なかったので、昼頃にホテルへ行ってスタジアムへ向かうバスをお見送りしようと思ったのだけど、あまりの暑さにビビって外出をためらっているうちに1時を過ぎてしまった。どうしようもなくヘタレな私・・・。
トスカーナは盆地なので、南イタリアとはまた違う暑さがある。つーか、5月に入ったらイタリアは既に真夏なのだ。あ、北は行ったことないから知らないけど。

それにしてもドキドキする。緊張で吐きそうだ。
今日負けちゃったらどうしよう。
今日降格が決まっちゃったらどうしよう。

悪いことしか考えられなくて胸が苦しくなってくる。たかがファンの私でさえこうなんだから、選手たちはどれほど追いつめられているんだろう。

目まいがしそうなくらい強い日差しの中、1時半過ぎに部屋を出た。が、スタジアムまでの行程の半分まで来たときにパスポートを忘れたことに気がついて引き換えすはめに。
そうだよ、例のカターニアの暴動以来、身分証明書がないとスタジアムに入れないんだっけ。
走って部屋まで戻り、パスポートを持って再びスタジアムへ向かったが、スタジアム手前の橋のところでストップがかかる。橋は大勢の警備員にブロックされていた。検問のお兄さんにチケットを見せると、1本向こうの橋を渡って行けと言う。なんで遠回りしなくちゃいけないの?
後から板貫さんに「サポ同士の衝突をさせるために、コアなレッジーナファンとそれ以外の人たちのスタジアムへの進入ルートを分けていたのではないか」と言われた。なるほど、そうだったのかもしれない。

せっかくパスポートを取りに戻ったのに、ゲートを通過するときに身分証明書の提示を求められなかった。私の労力はなんだったんだろう・・・。
板貫さんが前もって買っておいてくれた私のチケットは、メインスタンドほぼ中央の前から4列目という最高の席。席に着いて水をがぶ飲みしていると、私の到着を待っていたかのようにレッジーナの選手たちが練習のためにピッチに出てきた。ヘタレな私と違って炎天下のゴール裏に陣取っているレッジーナサポから選手へ大きなエールが送られる。そんなサポの下へ真っ直ぐに走っていって挨拶する選手たち。なんだか私だけ屋根の下にいて申し訳ない気持ちになってくる。

腹を出しているのは多分フォッジャ。死ぬほど暑いんだろうなあ・・・。

この日は30℃を軽く超えていました

ビブス組がスタメンのはずだけど、テデスコとルカレッリとフォッジャはビブスをしていなかった。暑過ぎてビブスをするのも嫌なのかも。

試合前のアップだけでバテそうな暑さだ・・・

ピッチサイドでは怪我で既に今シーズン終了なトニョッツィが、観客席のあちこちから呼ばれて話し込んでいた。フィレンツェ出身なので知り合いがたくさん観戦に来ているようだ。私のブロックにも最前列まで出て行ってトニョッツィとお話している男性がいたので、その人の脇に立ち、話が終わったタイミングを見計らって「トニョッツィ!」と呼びかけてみた。しかし、目を細めて一瞬だけ振り向いたけど、そのままスタスタと行ってしまうトニョッツィ。
あれ?私に気が付かなかったのかしら???

そうこうしているうちに練習が終わった。ロッカールームに引き上げてくるディディオはすげえ険しい顔をしている。

眉間にしわが寄っていてもカワイイ

キャプテン・ルカレッリにも笑顔はない。

キャプテン今日は頼んだぞー

アモルーゾもビアンキもモデストもみんな硬い表情で足早に引き上げていく。そんななか、一人だけ笑顔を向けてくれたナルディーニ(ピンボケですんまへん)。笑顔だけじゃなく手も振ってくれた。君、こんな状況下でも愛想がいいんだね。

ナイス・スマイル!

キックオフの3時が近づき、ロッカールームから両チームの選手たちが出てきた。スタジアムが拍手と歓声包まれる。いよいよだ。心臓が口から飛び出そうなくらいバクバクしてきた。あーん、心筋梗塞で倒れそうだよー。
その時、挙動不審な選手の動きが目の端に入ってきた。誰かがベンチの脇から首だけ出して、こっちの様子をうかがっている。ナルディーニだった。
数分後、また首だけちょこんと出してきて、目が合うと「あ、ジャポネーゼがまだ僕のこと見てる!」という感じで嬉しそうに笑う。それを何回か繰り返すナルディーニ。

ダメだ、ナルディーニが面白すぎる・・・。

なんで君だけこんなに緊張感がないんだ!(爆)


さっきまで呼吸困難を起こしそうなくらい胸が苦しかったのに、彼の笑顔のお陰でいつのまにか普通に呼吸が出来るようになっていた。一気に心が和んだよ。ありがとう、ナルディーニ。
さあ、もうすぐキックオフだ。

南イタリア遠征記2007 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
>たかがファンの私でさえこうなんだから
私も去年、ユーヴェがCLで敗退しそうになった時(ブレーメン戦)で、TVの前でそのような状態でした(^^;)
そしたら神様のいたずらかモッジ様のいたずらか、ブレーメンGKがまさかのファンブル→エメルソン決勝ゴル。
・・・そろそろ筑波大あたりが「TV観戦者の念力の集中による対象者への影響」の研究を始めてもいいですよねぇ。

ナルディーニはかなりお茶目さんなんですね。
来季はどうもむさ苦しいチーム編成になりそうな予感がするレッジーナですが、爽やかなヒト来るんでしょうか^^;
Fillipoさん、こんばんはー。

>「TV観戦者の念力の集中による対象者への影響」

私の卒論のテーマにします。・・・嘘です。(笑)
いやでも、お互い極限の緊張状態の後、御贔屓のチームが勝てたから良かったですけど、負けていたら立ち直れませんでしたねえ。(^^;)

ナルディーニは優しい男の子でした。今頃森本君と仲良くしていると思います。

>爽やかなヒト来るんでしょうか^^;

実は写真写りが悪いだけで、新規加入選手の中に既に爽やかさんがいた、というのを密かに期待していおります。

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