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2007/03/17

五日目②:ホテルのサロンでユベントス戦を観戦

電話の音で目が覚めた。寝ぼけ眼で枕元の受話器をとると女性の声が聞こえてきた。
「ハロー。レセプショニストのルチアだけど、もう3時よ。ユベントス戦始まるわよ」
へ?・・・3時???
時計を見たら本当に3時だった。炎天下でのしつこいナンパ男とのバトルに疲れ果て、部屋に戻って水をがぶ飲みしてベッドに倒れこんだのが12時頃。で、そのまま眠ってしまったらしい。(汗)

あ、この遠征記を読んで「毎日こんなにナンパされるなんて、きっとリーメイさんはとてもキレイな人なのね」と思っているそこの貴方。

それは 大きな間違い です。

イタリアでは女であるという唯それだけの理由で誰でも口説かれます。来る日も来る日も「ベッラ、ベッラ!(イタリア語で“美人”の意)」の大安売りです。嘘だと思うならイタリアに行って確かめてみてください。うんざりするような灼熱のナンパ地獄が貴方を待っています。“No!”と言えない典型的な日本人の貴方はご注意を。
あとね、あの人たち、とにかく暇なんだと思うの。娯楽の少ない田舎のレッジョではナンパは主要な暇つぶしの手段なのではないかと。はい。(笑)
ナンパついでにもう一つ。イタリアではグラマラスなセクシー美女が好まれ、日本で人気の華奢なアイドル体型はただの子どもと見なされる傾向が。「あと3キロ痩せなきゃ!」とダイエットに励んでいるそこの貴方。痩せる必要はありません。今のままの貴方でイタリアではモテモテですぞ。って、話が脱線しすぎました。

急いで階下に降りていくと、フロントからルチアが「もう直ぐキックオフよ!」と声を掛けてきた。彼女の顔を見たのは久しぶりのような気がする。それにしても本当にいつも親切な人だ。ルチアにお礼を言ってフロントの正面にあるサロンに入ると、テレビの前には今まで見たことのない女性従業員(たぶん事務系の人)とフランチェスキーニ君のファンと思われる先日のお爺ちゃん従業員がいて、二人して私に「チャオ!」と手を振ってきた。あら?フロントの英語の話せる男性も、マッザーリ発音講座の兄ちゃんもいないんだけど。二人ともゆっくりユベントス戦を観戦するために今日の午後は休みのローテーションにしたな。あれほど一緒にテレビ観戦しようと誘ってきたくせに、あいつらめ。
お爺ちゃんの後ろのテーブルに陣取り、高い位置に設置してあるテレビを見上げる。バーリのサン・ニコラはほぼ満員に膨れ上がり、真っ青な空から強烈な日差しが降り注いでいた。スタンドの熱気と真夏のような日差しとでスタジアムにはユラユラと陽炎が立ちあがっている。こりゃあ消耗戦になりそうだ。
この満員のスタンドの何処かに3日前『LE PALME』で知り合ったパヴェル命のユベントスファンの女性がいるはず。「なにこの暑さ!イタリアってサイテー!」と毒づきながらもネドベドの勇姿を目に焼き付けようと試合開始のホイッスルを待っているんだろうなあ。ホテルのテレビの前でホイッスルを待っている自分との差に少し悲しくなってくる。

この日のレッジーナはフランチェスキーニ君とルカレッリが出場停止、デローザ様、パレデス、パヴァリーニ、メスト君が怪我という主力の半分を欠く状態。おまけに引き分け以上で優勝が決まるモチベーションの高い強豪ユベントス相手ということで、最初から多くは期待しないでテレビ画面を眺めていた。面倒なので詳しい試合内容は書きません。こちらのエントリーを参照のこと。

女性従業員とお爺ちゃん従業員はレッジーナのチャンスがふいになるたびにテーブルを叩いて悔しがり、私を振り返って何やらブツブツと文句を言っていた。例によって二人が言ってることはほとんど分からない私。(汗)
前半23分にトレゼゲのゴールでユベントスが先制すると、大きな声で悪態ついていたお爺ちゃんがいきなりチャンネルを替えやがった。ちょっと、なにすんねん!私が「あーーー!」と抗議の声を上げると「お願いだよ、ちょっとだけミラン戦を観させて」と懇願するお爺ちゃん。本当に1分程度でチャンネルを元に戻してくれたけどさ、なんだよ、ミラニスタなのかよ!(爆)
時折ルチアや他の従業員たちが入れ替わり立ち代わりやってきて、数分間ゲームの進行状況を確認しては慌しく仕事に戻っていく。みんなレッジーナのことが気になって仕方ないらしい。

0-1で前半が終了すると、ホンダのCMが流れた。お爺ちゃんが「ホンダ、グランデ!」と私に親指を立てる。そのあと「トヨタ、グランデ!」「マツダ、グランデ!(スズキだったかも。記憶が曖昧)」と続けるお爺ちゃん。どうやら日本車のファンらしい。そしてナカムーラがどうとかこうとか、私に何かを尋ねてきた。“ナカムーラ、ホンダ、トヨタ、ジャポーネ”しか分からない。そこにルチアがやってきたので通訳を頼んだら「ナカムーラが日本で乗っているのはホンダかトヨタか」ということが聞きたいらしい。そんなこと知りません。つーか、イタリアでは日産はマイナーなのか?(笑)

後半37分、絶好の位置でのFKをコッツァが外し、しかも蹴った瞬間に内転筋を痛めてそのまま負傷退場してしまうと、みんな首を振りながらサロンから出て行ってしまった。ね、ねえ、まだ試合終わっていないよ?みんな、なんでこんなに諦めが早いの?
サロンに取り残された私は、一人寂しくデルピエロの駄目押しゴールとユベントスの幻の優勝を見届けたのだった。日本だと優勝セレモニーを少しだけ流して番組終了だったけど、イタリアではその後1時間近く延々と放映してくれたし、日本とは違う映像がたくさんあってメチャクチャ楽しめた。私がツボだったのは以下のシーン。
試合終了と同時にファンがなだれ込んできたので、危険を感じたレッジーナの選手が一目散にピッチから退散。通路内部にテレビカメラが入ると、そこにはロッカールームに行く途中と思われるモデストの姿が。普通に歩いていたモデストだったけど、前方から表彰式に向かうお偉いさん一行が歩いてきた途端に、忍者のように両手を広げて壁にピタッと張り付いた。
な、なにもそんな必死な形相で避けなくても・・・。もっと堂々としてなよ。(爆)
私が一人で爆笑しているとお爺ちゃんが不思議そうに戻ってきたけど、なんで笑っているのか教えてあげないもんね。最後まで見ていない人が悪いんだよー。って、実際はイタリア語で説明できないだけなんだけどさ。(笑)
部屋に戻る前にフロントにいたルチアに「本当はバーリまで行きたかったけど、でも、ここで皆と一緒に試合を見られてよかった。これはこれで、いい思い出になったから。ありがとう」と伝えると、近くにいた従業員たちが「彼女なんて言っているの?」とルチアに確認してきた。ルチアが私の言葉をイタリア語に直すと、みんなでうんうんと頷いている。ありがとう、みんな。本当に楽しかったよ。
南イタリア遠征記2006 | Comments(3) | Trackback(0)
Comment
リーメイさん!テレビ観戦話しもかなり面白かった(笑)
それから、イタリアではありのままのワタクシ体型でOK(爆)らしいのでモテモテ経験を一生に1度でいいから確認に行きたいもんだみん。くちゅくちゅ。
毎度わたしのとんでもない時間帯登場は24時間営業な職場勤務で体内時計が狂いっぱなしだからです(^^ゞ←でも事務員なのよっ!?(謎)CL、欧州サッカー生中継にはお手ごろですが(^_^)v
お疲れ様
こんな時間におはようございます。
モテモテ。うらやましい。
今日の名古屋対新潟戦を見に行く予定ですが、とっても体調不良です。旅行記の中のリーメイさんのよう。
朝4時台に二人も書き込み!(笑)
>雪虫さん
楽しんでもらえて嬉しいです。(^^)
イタリアはですね、ムチムチの方がモテますよ、絶対!
あとね、化粧はしっかりしていないとダメみたいです。
私、日本では限りなくすっぴんに近い顔ですが、イタリアではアイシャドーもチークもちゃんと入れます。(笑)
雪虫さんのお仕事は24時間体制の事務員ですか!今時は女でも「24時間戦えますか!」の時代ですよね!

>reoさん
日本人男性がイタリアでモテるかどうかは、ようわかりません。ぜひ現地で実験してきてください。(笑)
こんな早い時間に書き込み?と思ったら、これから名古屋遠征ですか。
体調悪いのに大丈夫?寒気が戻ってきていてスタジアムは冷えそうですから、これ以上具合悪くならないように気をつけてくださいね。
reoさんちで大分遠征記楽しく拝見しました。大分の後、国立でも観戦て(笑)。reoさん若いから、まだまだ無理できますね。(笑)

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