FC2ブログ
2007/01/06

三日目⑬:コッツァ再び

ふと時計を見ると6時5分前だった。
うわっ、もうこんな時間!アントネッロに6時に迎えに来るように言ってあるんだっけ!
だけど2ショットを撮るのを楽しみにしていたカワイコちゃんミッシローリがまだ出てこない。いつもカラスの行水で真っ先にシャワーを済ませて出てくるのに、今日はどうしてこんなに遅いのかしら。知らないうちに帰ってしまったとか?いや、そんなはずはない。しっかりとセンサーを張り巡らせていたもの。
ほとんどの選手が出てきてしまったので、出待ちのファンもみんな帰途に着き始めた。例の賑やかな中学生たちも「チャオー!」と私に手を振りながら帰っていった。半袖オジサンも「さあ、帰るぞー!」と私の腕を引っ張る。後ろ髪を引かれる思いだけど、今年はミッシローリ君を諦めるしかないか。(泣)
練習場にいるとあまりにも楽しくて、あっという間に時間が経ってしまう。来年は1週間毎日サンタガタに通い詰めるのも悪くないなと、かなり本気で考える私。だって、選手も監督もスタッフもサポも、みんなとっても優しくて、なお且つとっても面白いんだもん。この「面白い」って物凄く重要なファクターよね。

歩きながら半袖オジサンが「明日も来る?」と不可解なことを尋ねてきた。明日チームはバーリへ移動するから練習はあるわけないじゃん。「明日練習あるの?」と聞くと「あるよ。練習してからバーリへ行く」という返事。嘘だろ~と思うけど、突っ込んだ会話が出来ないのではっきり確かめられない。イタリア語が出来ないって辛いなあ。ホテルに帰ったらレッジーナサポの従業員たちに英語で確認しなくちゃ。
サンタガタの入り口の前で半袖オジサンとハグしてお別れ。毎年親切にお世話してくれて本当にありがとう。来年また来るからね!

この写真は2004年遠征時撮影

Reggina Calcioの看板の下で、ブロック塀に寄りかかりながら時間にルーズなアントネッロが迎えに来るのを気長に待つ。周囲は親の迎えを待つサッカースクールの子どもたちが30~40人。練習場の前の道はひっきりなしにやって来る保護者の車で大渋滞が起こっていた。こりゃアントネッロの到着はかなり遅れるかも。
その時、センサー音とともに開いた門から一台の車が出てきて私の横でいったん停止した。誰かと思ったらコッツァだった。あんなに早い時間にクラブハウスから出てきたのに、まだサンタガタ内にいたんだ。なにしてたんだろう?
すぐ横で私が視線を注いでいるのに、絶対にこっちを見ないコッツァ。まあ、いいけどさ。(苦笑)

チッチョー!!!

コッツァの登場に子供たちは大喜び。あっという間にコッツァの車は子どもたちに囲まれた。ボンネットに乗っちゃっている子もいるんだけど、いいのか?(笑)
私には目もくれないコッツァだけど、子供たちの為に窓を全開にして身を乗り出した。そして親しげにお喋りを始めるコッツァと子どもたち。どうも選手とファンいう感じじゃないなあ。コッツァは自分のサッカースクールを持っているらしいけど、もしかして、この子たちは自分の教え子なのかしら。もしかして、昨日も今日もコッツァがファンサをさっさと済ませて早く帰りたがったのは、この子たちの指導をしたかったからなのかしら。
子供たちは一様にコッツァと話をしながら脇にいる私に向かって得意気な視線をチラチラと投げかける。「僕らチッチョと友達なんだぜ!すごいだろ!」と言いたいに違いない。うんうん分かるよ、その気持ち。(笑)
そして、そんな子どもたちに向けられたコッツァの優しい横顔にハッとする。次の試合の勝利でも約束していたんだろうか。子供たちが一斉に幸運を祈るという意味のイタリア式ジェスチャー(人差し指の上に中指を巻きつけるように重ねる)をして見せた。それに穏やかな笑顔で応えるコッツァ。子供たちと話しているコッツァ、なんて楽しそうなんだろう。ギャルサポにはそっけないけど、子どもにはとても優しい俊輔と通じるところがあるような・・・。
弾けるような子どもたちの笑顔に見送られてコッツァの車が走り去った後も、なんだか色々なことを考えてしまった。コッツァとレッジーナというチームのこと。コッツァとレッジーナサポのこと。コッツァと俊輔のこと・・・。
もうね、コッツァに対しては思うところがあり過ぎて、一度書き始めると異常に長くなりそうなので、場を改めて別個に語ることにしようかな。ということで予告。南イタリア遠征記2006の番外編の一つは『コッツァと俊輔』で決まり。てか、まだ三日目書いているのに、いったいいつになったら番外編にたどり着くやら。(汗)

南イタリア遠征記2006 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
嗚呼、あまりにも素晴らしい記事で2回くらい読みました(T-T)
コッツァ、意外じゃなかったけど硬派(?)な男だったんですね。
プレー以外は殆ど何も知らないので^^;
しかしリーメイさんに一瞥もなしってのはイケマセンね(苦笑)

コッツァと俊輔、レッジーナにいた時は本当に使い分けが難しかったですしね・・・
メストのチャックくらい全開で「番外編」も楽しみにしております。
硬派というかノリが悪いというか
Fillipoさん、凄い時間に書き込みしてますね。(笑)
私が知っているコッツァはほんの一部分でしかないのですが、
彼はイタリア人にあるまじきノリの悪い男というか、なんというか・・・。

2004年遠征時は幸運にもレッジョでバナナキングの収録を見ることが出来ました。
ノリノリのモザルト&ディミケーレに比べてコッツァ班長はあまりにも
ノリが悪かったのでオンエアでは全てカットされてました。(爆)
現地で見た人間しかコッツァがバナキンに参加したことを知りません。

昨シーズン残留を決めた時は、良識ある(のか?)30代プレーヤーの
デローザやアモルーゾもパンツ一丁になって若い選手たちと一緒に飛び跳ねていたのに、
コッツァのそういう写真は一枚も見つけられないんですよね。
彼は案外バカになりきれない性格なのかもしれません。
まあサッカー選手ですからいいプレーしてくれればそれでいいのですが、
私は気前よく脱いでくれる選手が好きなので(←おい)コッツァはちょっと物足りないんです。
って、脱ぐ脱がないは置いといて、「番外編」を書くまでに、
もう少し深く考察できるようにしておきますね。^^;

管理者のみに表示