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2006/11/24

二日目⑩:メッシーナのお葬式&とにかくかわいいビアンキ坊や

一人のオジサンがそこらにいたファンを呼び集め、バッグから出したB4サイズの紙を出して自慢げに見せ始めた。みんなそれを見て腹を抱えて笑ったり、そのオジサンに握手を求めたりしているんだけど、私にはそれが何なのかサッパリ分からなかった。だって私が読める単語は“MESSINA”だけだし、オジサンの説明で聞き取れる言葉も“メッシーナ”だけなんだもん。
私が首を傾げているとレッジーナのスタッフらしき男性が私のところへ寄って来て「メッシーナハ、シニマシター!」(メッシーナは、死にました)と紙を指して説明してくれた。
日本語だよ・・・。俊輔ったらスタッフにも日本語を仕込んでいたのね。いったい俊輔はここレッジョでどれだけの人に日本語を仕込んでいたんだろう。

オジサンの職業はなんなのかしら

言われてみれば十字架が書いてあるし、黒い縁取りがあるから、お葬式のお知らせか何かみたいだ。宿命のライバルであるメッシーナを海峡ダービーで沈め、セリエBに突き落として息の根を止めたことが、サポたちは嬉しくて仕方ないらしい。一種の祭状態なんだろうな。でも、まさか本当にお葬式を開くわけじゃないよね?いや、この人たちならやりかねないか?
今度はオジサンがバッグに取り付けてあったキーホルダーを見せてくれた。木製のミニチュア棺桶で、裏に“MESSINA”と彫ってあった。これもオジサンの手作りらしい。このキーホルダーも他のサポたちから絶賛されていた。どんだけメッシーナが嫌いなんだよ、あんたたち。(爆)
すぐに先ほどのスタッフが「ソレハ、ジョーダンデース!」(それは冗談です)とフォローに走ってきた。ちゃんと「てにをは」を使えるなんて相当なレベルじゃありませんこと?「どうして日本語を話せるの?」と聞いても、そのスタッフはニコニコ笑っているだけで答えてくれなかったけど、絶対に教えたのは俊輔だと思う。
しかしまあ、凝った葬式のお知らせ作ったり、彫刻刀で棺桶を彫ってキーホルダーを作ったり、そのエネルギーをもっと別のところに使ったらレッジョは発展するんじゃないでしょうかねえ、サポの皆さん。いや、これが正しいカルチョの姿かしら。(笑)

そうこうしているうちにフートスが門から出てきた。昨日あんまりフレンドリーじゃなかったけど、2ショットをお願いしようか、どうしようか。しかし、次の瞬間ビアンキが歩いてくるのが見えたので、迷う間もなくフートスはスルー決定。ごめんねフートス。私、ビジュアル重視なもので。でも目が合ったので「チャオ」と挨拶だけすると、普通に「チャオ」と返してくれた。それ程愛想が悪いわけでもないらしい。それにしてもギリシャ人の顔の濃さはイタリア人の濃さとは一味違いますなあ。

ビアンキは私の姿を認めるとパッと顔を輝かせ、アリガト~♪と言いながら近寄ってきた。シッポ振って駆けてくる遊んで欲しくて仕方ない仔犬みたい。やっぱ誰かに頼んで捕まえてもらわなくても予想した通り自分から寄ってきたわ。(爆)
ビアンキは「ありがとう」しか知らないのね。それとも「今日も来てくれてありがとう」もしくは「わざわざ日本から来てくれてありがとう」という意味なのかしら。

写真よりも実物の方がめちゃキュートです

この日も思わず押し倒したくなるくらい(←こら)かわゆい笑顔を浮べていたビアンキ坊やのファッションは、下は膝丈のパンツで足元はサンダル履きと超カジュアル。胸元にはRの文字のペンダントトップがついたゴールドのネックレス。尻に回したタスキ掛けの黒いでっかいバッグが彼のキュートさを際立たせていた。
写真を撮った後にグラッチェとお礼を言うと、またしてもアリガト♪と小首をかしげて無邪気なスマイル。一応ビアンキはつい最近までイタリアU21代表のエースストライカーだったのよね?いくら下の世代とはいえ、仮にもイタリア代表のジョカトーレがこんなに無防備でいいのかしら。どこかの悪い女にお持ち帰りされちゃいそうで、お姉さん、とっても心配なんですけど。

つーか、私が日本にお持ち帰りしたい! ←いい加減にしなさい

今度会うときまでにビアンキの日本語のボキャブラリーが増えているといいなあ。ちょっとO脚気味なあんよのビアンキ坊やが、翌シーズンこんなに活躍するなんてこの時は思いもしなかった。
南イタリア遠征記2006 | Comments(0) | Trackback(0)
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