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2006/11/08

三日目⑦:マッツァーリ監督との再会

いよいよ本日のハイライトが登場。門の向こう側からマッツァーリ監督が歩いてくるのが見えて、半袖オジサンを始めとしたむさ苦しい男性サポたちが一斉に「ミステルが来たぞ!」と私に向かって合図する。
分かっているわよ。そんなに騒がないでよ。緊張するじゃない。(汗)
監督を待ちかねていたのは私だけじゃなく、昨日同様熟女たち(若干名老女を含む)が張り切って門の近くに集まってきた。ムムム、イタリア女に負けないぞ!←意味のない闘争心

門から出てきたマッツァーリ監督は立ち止まらず「はいはい、いま荷物を車に入れますから待っていてくださいね」と言いながら車まで突き進む。その後ろを金魚の糞みたいにゾロゾロついていく十数名の監督ファン。昨日よりは競争率が低い。あ、監督の言葉はね、イタリア語が理解できたわけじゃないの。去年そうだったから恐らく今年もそうだろうと思っただけ。
監督は車のドアを開けて荷物を助手席に置きながら、チラリと腕時計に目をやった。いやん、今日も急いでいるのかしら。ここまで監督に笑顔はなし。マッツァーリ監督は真顔でいるときは、ちょっと取っ付きにくい印象を相手に与えるかもしれない。結構クールでドライな雰囲気を漂わせているんだよね。ところが、いったん笑顔を浮べると180度印象が変わる。一瞬にして相手の緊張や警戒心を解いてしまう魅力的な笑顔。この真顔と笑顔の落差に監督の奥様はやられたのかも。←余計なお世話ですね、はい。

とりあえず少年たちが何人かいたので、監督はその子たちを優先させた。そして、子どもたちの相手が済むと「はい、どうぞ」という感じで待ち構えていた女性陣の方へ向き直った。「ほら、行ってこい!」と半袖オジサンに背中を押され、デジカメを本日の専属カメラマン(デローザ様の時に頼んだ若い兄ちゃん)に渡して、誰よりも先に勢いよく監督の前に進み出る私。なんかもう周りにはやし立てられて頭が真っ白状態だったので、挨拶もそこそこに、いきなり隣に立って監督にキョトンとされた。
“Oh, photo...”(ああ、写真ね・・・)
そう呟く監督の声が頭の上の方から聞こえてきて、「きゃあ、やっちゃった~」と焦りまくったけど、監督に肩を抱き寄せられて少し落ち着く。去年もそうだったけど、監督の大きな手は不思議な安心感を与えてくれるんだよね。
監督は私の顔を覗き込むと「そうそう、外した方がいいんですよね?(←英語だった)」とサングラスに手をかけてニッコリ。あ、去年の私とのやり取りを覚えているんだ!あまりにも感激したため、それに対して自分が何と返事をしたのか、というか、返事をしたかどうかさえも覚えていない。毎年こんなんで本当にごめんなさい、監督。(汗)

足元まで写っていないのが残念

監督はなかなかのオシャレさんだと思う。この日はスポーティ&エレガントな装いでパーフェクト。足元もピカピカに磨かれたダークブラウンの革靴で決めていて全く隙なし。世のお父さんたち、見習ってくださいませ。
ところで、実はこの写真の左隅にはこんなのが写りこんでいた。

みんなで監督との再会を盛り上げてくれました

ここに写っているのはこいつだけだけど、こんな連中がすぐ近くから「ヒューヒュー♪」てな感じで私と監督を見守っていた。おらが町のチームの監督が女にモテるのは、奴らには嬉しいことらしい。
写真を撮った後にバッグからファンレターを取り出して差し出すと、これまた去年と同じく“For me?”と尋ねる監督。確認するのがクセなのか、去年の再現を狙っているのか、どっちなんだろう?
“For you.”と答えると嬉しそうに受け取ってくれて、「読むのは後でもいいですか?」と、ちょっと怪しい英語で聞いてきた。その問いかけに何故か“Si.”とイタリア語で答える私。もう頭の中がグチャグチャだわ(滝汗)。周囲のむさ苦しい男性サポたちが口笛吹いて盛り上がると、監督はちょっと得意気な笑顔。(笑)
すっかり舞い上がった私はサインしてもらうのを忘れ、そのままお礼を言って次の人に監督を譲った。その後マッツァーリ監督は熟女ファンと言葉を交わしながら、私のファンレターの封を開け、便箋を出したりしまったり・・・。監督、やっぱり今すぐ読みたいんじゃありません?(爆)
私の後にファンサしてもらっていたイタリア人女性たち(若いお嬢さんは一人もいなかったけど)は、ほぼ全員がイタリア式の挨拶を監督におねだりしていた。見るからに乗り気じゃない表情で次々と頬を合わせていくマッツァーリ監督。目はあらぬ方向に泳いでいる。女性へのファンサはあまり得意じゃなさそう?

監督と他の女性たちとのやり取りを見ていて、だんだんと腹が立ってくる私。だって、1年前は監督の出待ちをしていたのは私だけだったのよ。行く先々で「監督大好き!」とはしゃぐと、決まって女の人からは「えー、どうしてマッザーリ?!」という反応が返ってきたのよ。それなのに今になって何なのよ。まったくイタリア女は変わり身が早いわね。
私だけのアイドルだと思っていたのに、全国区の人気者になりつつあって、なんだかちょっと寂しいな・・・。そんなことを考えながら監督がファンサする様子を眺めていたら、監督がこちらを振り返って微笑んだ。心の中を見透かされたようで、ちょっとどぎまぎする私。監督って、もしかしてエスパー?←そんなわけないよ

ようやく全員へのファンサを終えると、監督は車に乗り込んで、昨日と同じように門の前でUターンした。そして、今日も私の前で車を止め、優しい笑顔を向けてくれた。2日連続の特別サービスに、とびきりの笑顔で応える私。が、その時、監督が突然ハンドルの上にガバッと突っ伏した。
ど、どうなさいました、監督?!
かがみ込んで様子をうかがうと、監督は下を向いたまま顔は笑っていた。そして、右手でポリポリと耳の後ろを掻きはじめた。

どうやら監督、照れてるらしい・・・。

あ、あの~、なにを今更照れているんでしょうか?!かわいいというか、なんというか、本当にチャーミングな人だなあ。(笑)
監督はうつむいたまま、ポリポリしていた右手を少し高く上げて2,3度手を振り、ゆっくり車を出して走り去った。

私は今まで監督からファンレターの返事を頂いたことはない。まあ、監督は超多忙だろうし、最初から返事は期待していなかった。日本に私みたいな熱烈なファンがいることを知ってもらえれば、ただそれだけで良かった。だけど、監督は返事を出していないことを申し訳なく思ってくれていたんじゃないかな。私が監督に宛てた2通目の手紙の出だしは“Do you remember me?”(私を覚えていますか)。きっと監督は二日連続私の前で車を止めてくれることで、“I remember you.”を伝えてくれたんだと思う。
マッツァーリ監督、今年もステキな思い出をありがとう。これからも精一杯応援させていただきます!

南イタリア遠征記2006 | Comments(8) | Trackback(0)
Comment
♪Ba de ya ~ say that you remember♪
すみません。アタマの中で「September」が回ってます(笑)

あいかわらずいい話聞かしてくれますね。ジェラシーですなもう。
私もマッツァーリ監督にサインもらいたいです。某選手名鑑に(笑)
サインが欲しいというよりも、ブツをつきつけられた時のマッツァーリくんのリアクションが楽しみです(悪)←こういうヒトからいい話は生まれません
リアクション大王
Septemberですか。
板貫さんのコメント読んでから、私の頭の中でもずっと回りっぱなしです。困ったな。(笑)

次イタリアへ行く際は、ぜひマッツァーリ君に例のブツをつきつけてきてくださいませ。
マッツァーリ君のことですから、期待以上のリアクションが返ってくると思います。(爆)
(≧▽≦)
いやん監督ラヴリーですね☆
そんなかわいげがあってしかもステキなオヤジ、よそにもどっかあまってないものでしょうか。
できれば独身で。<むりだろうな
世界で一番ラブリーなオヤジ
でしょ、でしょ、ラブリーでしょ☆
あんなカワイイおじさんは、なかなかいないと思います。
ああいうステキな人は、とっくに別の女に捕まえられちゃっているんですよねー。
ほんと、どっかにあまっていないかしら。
とりあえず国籍は問いません。(笑)
女子ファン
今ふと思ったんですが、マッザーリ君、現役時代には女子のファンってどうだったんでしょうか。
いなかったなんてことないと思うんですが。
それとも「監督になってまで女子のファンがついてくれててワルターちょっとハズカシイ」なんでしょうか。
モテたとしたらエンポリ時代だけ?
女子ファンですか。どうなんでしょう。
エンポリではそこそこ活躍したみたいですけど、あとは2部3部のチームを転々としていたみたいです。
出場機会にもそれ程恵まれなかったようで・・・。
やはり選手は試合に出て活躍して初めて注目が集まりますから、もしかしたら現役時代は女子に騒がれるほど目立つ存在じゃなかったのかもしれません。
去年も私にファンレターを手渡されて、本当に心底ビックリしていましたから、あんまり免疫ないのかも?

わたしゃ監督のあの照れは「この年になってこんな若い女の子に慕われてボクちゃんちょっと困っちゃう~」だと思っているんですけど、監督、私って若いのは見かけだけですから・・・。
私の年齢知ったら監督ショックを受けるだろうなあ。(^_^;)
エンポリの場合。
こんにちは、某チームの練習の出待ちをしに行ったらファンが自分だけのオンリーワンていうかジャストワンで寂しい思いをしたことがある板貫です。

20年前のエンポリがどんなだったか想像もつきませんが(^_^;、その頃からファンやってそうな(むしろその頃"女子"だった)知り合いが多々居るので聞き込み調査してきます。

…ていうか、「選手時代もやっぱ女子ファンいっぱいいたりしたんすか~?」とか本人に直接訊くのがいいかも。←無礼

でも出待ちがジャストワンみたいなチームじゃないとバカ話に付き合ってくれる余裕はないですかねぇ。
今年もジャストワンが良かったのに・・・
わーお、当時の女子への聞き込み調査の結果報告を楽しみにしています!

本人に直接聞くのは、私の場合英語じゃないと無理なんですけど、監督が英語で上手く答えられなかったりしたら恥かかせちゃうかも・・・と、変な気を使ったり。
監督の出待ファンがジャストワンだった去年が恋しいです。あの時は独り占めできたのになあ・・・。
まあ出待ちが多くてもバカ話には付き合ってくれると思いますけど。

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