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2006/09/18

二日目⑬:目下急成長中モデスト&ビオンディーニ、その他の若手選手たち

インテルから貸してもらっているフートスは元マジョルカの選手なので、思い切って英語で話しかけて大久保ドラえもんの話とかしてみようと思ったのだけど(ギリシャ人は英語しゃべるのだろうか?)、愛想のない人でサインを済ませるとさっさと行ってしまった。こういうファンと視線を合わさないタイプは話しかけるのが難しい。いつもああなのか、この日たまたま機嫌が悪かったのかは不明。

今季新加入の若手選手の中で唯一常時スタメンを勝ち取っているモデストが出てきた。
開幕前にバレストリのトリノ行きが決まったときは寂しくて仕方なかったけど、初めてこの子のプレーを見たときに「こりゃバレストリに勝ち目ないわ」と即座に悟ったものだ。バレストリといいファルシーニといい歴代レッジーナの左サイドの選手は、運動量と体の丈夫さと性格の良さは申し分なかったけど(二人とも俊輔に優しくしてくれた)、クロスの精度がイマイチだったのよね。だけどこの子はトップスピードで走りながら精度のいいクロスをバンバンあげるのよ。シーズン当初は荒削りなところがあったけど、マッツァーリ監督が使い続けたことで自信をつけて急成長を遂げた(アモルーゾの熱心な指導のお陰もある?)。カルチョ2002には全てのビッグクラブがこの子に興味を示しているなんて記事もあって、嬉しい反面他のクラブに持って行かれたら嫌だなと心配したり、私にとって気になる選手の一人だったりする。
この日のモデストはダークグリーンのぴちぴちのハイネックのTシャツにブルージーン、サングラスをヘアバンド代わりに頭に載せていた。別にベルボトムのジーンズをはいていたわけじゃないんだけど、何となく70年代の香りがするファッション。ちょっと個性的で面白いなと思った。
そのモデストにサインをお願いすると「間近で日本人見るの初めて~」みたいな好奇心満々の視線で私を直視。開幕からずっとスタメンだけあってファンサはこなれたもので、若いくせに妙に堂々としている。というか、ちょっとふてぶてしいかも(笑)。でも私はこういう小生意気な選手が結構好きだったりする。「グラッチェ」と言うと、クールに「プレーゴ」と返ってきた。紅白戦でずっとアモルーゾに説教されていたのを私がしっかり見ていたので、イメージ回復のために格好つけたいのかもしれない。うん、いいぞ。“変な奴嗜好体質”の私の心の琴線に触れる奴だわ。(笑)

その後に出てきたのがビオンディーニ。暴れん坊パレデスと大女優テデスコというアクの強い先輩ボランチ二人の尻拭いを健気にしてきた期待の若手。U-21イタリア代表にも召集されている。
そばかすだらけの顔に赤い髪。私はこの子を見るとルナールの『にんじん』を思い出す。あ、母親に苛められていそうとかじゃなくて単なるルックスの話ね。(笑)
この子はまだファンサに慣れていないくて、日本人にサインを求められてドキマギしていた。グラッチェと笑いかけると小さな声で「プ、プレーゴ・・・」とぎこちない笑顔を返してくる。なんでこんなに緊張しているの?取って喰いやしないから安心してよ。(笑)
顔はイケメンじゃないんだけど、なんというか、洗いざらしの木綿みたいに素朴で素直な感じ。着ているものもシンプルな白いTシャツにストレートのジーンズと、ほんとその辺にいそうな普通の男の子。あと2年位したらセリエA選手としてのオーラが出てくるかしら。このまま順調に成長してね。

それ以外だと見てすぐ分かったのはジョーザぐらいで、普段めったに試合に出ない選手たちは判別が難しい。誰かが出てくるたびにオッドもどきに名前を尋ねて、とりあえず全員のサインゲット!
26才のカロッビオだけは落ち着いた感じだったけど、若いジョーザ、カスティリャ、サビアーノは「わーい、日本人にサイン求められちゃった!」みたいに喜んでいて、みんな初々しくてすごくかわいかった。まだ地元ファンにもスルーされちゃう選手たちだからなあ。一生懸命練習して、早くファンに取り囲まれるようなビッグな選手になるんだぞ。

ジャンバー表


ジャンバー裏

もう選手は誰もいないので最後まで残っていたサポたちと出口に向かって歩き始めたら、なんと事務所の前の広場にメスト君がいた。隣には髪の長い女性がいる。腕を怪我をしてしまって運転できないので迎えに来てもらったみたいだ。
ねえ、メスト君、その人家族?それとも彼女?
半袖オジサンにメスト君のサインを貰ったかと尋ねられたので首を横に振ると、オッドもどきと二人で私にサインしてくれるようメスト君のところに頼みに行ってしまった。「ダメだよ。メスト君は右腕を怪我してるからサインできないんだってば!」と、日本語で叫んでも当然二人には通じない。慌てて二人の後を追い、「ジャポネーゼにサインしろ」と迫られて困惑しているメスト君に「痛んだよね。痛いからサインできないんだよね。分かってるよ」と日本語で言うと、分かっているのかいないのか調子よくメスト君がうんうんと頷く。(笑)
私の日本語にメスト君が反応するものだから、半袖オジサンとオッドもどきは驚いていた。そしてメスト君が二人にちゃんとサインできない理由を説明してくれて一件落着。メスト君の隣にいた女性は可笑しそうにクスクス笑っていた。ごめんよ、メスト君。何度も煩わしい思いをさせてしまって。

「ホテルはどこに泊まっているの?」と半袖オジサンが聞いてきたので、持っていたホテル・ルンゴマーレの地図を見せると、オッドもどきと二人で何やら相談を始めた。ホテルまで送ってくれるわけじゃないよね?なに話し合ってるの?
しばらくすると結論が出たようで、おいでおいでと私を手招きする。えーと、私はお抱え運転手のアントネッロを呼ばないといけないんですけど。タクシーで帰るから電話をかけたいと必死に説明すると、二人が“Si, Si.”と頷くので、てっきり電話のある場所に連れて行ってくれるのかと思ったら何故かバス停に連れて行かれた。
「バスじゃなくてタクシーで帰るの!」と言うと、何やら半袖オジサンが言い返してくる。さっぱり理解できないでいると、オッドもどきが『旅の指さし会話帳』を貸せと言う。オッドもどきはとても優しくて、いつも『旅の指さし会話帳』の中から自分の言いたい単語やフレーズを探して私と正確にコミュニケーションを取ろうと努力してくれた。オッドもどきの説明によると、「タクシーは高いから、贅沢しないでバスで帰りなさい!」ということらしい。そ、そんなあ・・・。二人は有無を言わさず私と握手すると「チャオ、ベッラ!」と手を振って行ってしまった。バス停に一人取り残され、呆然とする私。
どうしよう。バスで帰って、ホテルからアントネッロに電話して謝ればいいかしら。イタリアのバスの乗り方、全く予習してないけど大丈夫かな。まあ、なんとかなるか。
しかし、いつまで経ってもバスは来ない。そこでちょっと離れたところで携帯で話し込んでいる18才くらいの男の子に目を付ける私。あの子の携帯でタクシーを呼んでもらおう。そう決めて男の子が話し終わるのを待つのだけど、これが全然終わらない。やっと電話を切ったと思ったら、その途端にバイクで彼女が迎えに来て後ろに跨ってしまった。そして走り去るときに、私に向かって“あっかんベー”をしやがる男の子。私がジッと見ていたものだからナンパでもされるのかと思ったのかしら。悪いけどね、お姉さん、あなたの携帯に興味があっただけで、子どもには興味ないのよ。ふん。
仕方ないのでサンタガタ練習場の門の前まで戻り、温和そうな男性スタッフを捕まえて「タクシーを呼びたいのですが、電話はどこにありますか?」と英語で尋ねたら、ポケットから携帯を出してアントネッロを呼んでくれた。最初からこの手を使えばよかったよ。それにしてもレッジーナの男性スタッフはみんな親切だわ。
のんびりしているアントネッロが迎えに来てくれたのは20分後。6時半頃にホテルに戻った。
南イタリア遠征記2006 | Comments(0) | Trackback(0)
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