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2005/08/28

二日目②:マッツァーリではなくマッザーリ

ホテルに戻ってサロンで朝食を取った後、フロントにいたルチアに今日のレッジーナの練習時間を確認した。しかし、ルチアはサッカーにはあまり興味がないらしく、「ちょっと待ってね」と奥にいたレッジーナサポの若い男性従業員を呼んでくれた。その男性従業員は「3時から」と告げると、そのまま忙しそうにカウンターから出て何処かへ行ってしまった。
「ナカムラを見にいくの?」とルチア。
「そうよ。あとね、マッツァーリ監督も大好き!」
私の言葉にルチアは一瞬沈黙してから「そ、そうなの?」と怪訝な顔。ルチアの微妙な反応にはお構いなく「私ね、監督の奥さんになりたいの!」とはしゃぎまくる私。その途端「アハハハハ!」と大声で笑い始めるルチア。あら、昨日からずっと澄ました顔で対応していたくせに、本当はこんなステキな笑顔で笑うのね。
「じゃあ、監督にお願いしてみるといいわ」
笑いを堪えながらルチアが返す。お願いしてみたいけど、監督は既婚者じゃん。だけどサッカーに興味がないルチアはそんなことは知らないらしい。
そこにさっきの男性従業員が戻ってきて「ナカムーラ!」と親指を立てた。調子に乗って「マッツァーリ!」と返したら「え?ボナッツォーリ?」と聞き返えされる。
「ボナッツォーリじゃなくて、マッツァーリ!」
そう言ったけど分かってくれないので、今度は「監督(COACH)だよ!」と言ってみた。しかし兄ちゃんから返ってきた言葉は「え?コッツァ?」。ダメだ、この兄ちゃんは英語が苦手らしい。
ルチアが助け舟を出して監督のことを言っているのだとイタリア語で兄ちゃんに教えてくれた。すると兄ちゃんは真面目な顔で私を見つめてこう言った。
「マッザーリだ。マッツァーリじゃない、マッザーリ。ほら、俺の後について言ってみろ。マッザーリ!」
あ、そう。発音が違うから通じなかったのか。でもね、日本ではずっとマッツァーリで報道されてきたから、この先も私の中ではマッツァーリ表記でいかせてもらうわ。しかしこのままでは収まりそうもないので、素直に兄ちゃんの後について「マッザーリ」と発音する。すると「そうだ。もう一回。はい、マッザーリ!」と兄ちゃん。あの~、私、一応客なんですけど?
そこでルチアがニヤニヤしながら兄ちゃんに何やら耳打ちした。多分私が監督と結婚したがっていると言っているのだろう。兄ちゃんはルチアの内緒話が終わると両目を大きく見開いて、信じられないというふうに私の顔を凝視。なんですか?なんか文句ありますか?
そのまま兄ちゃんは首を振りながら奥に引っ込んでしまった。ちょっとちょっと、この反応はなんなの?レッジョでは監督の人気ってイマイチなのかしら?
南イタリア遠征記2005 | Comments(0) | Trackback(0)
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