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2011/06/28

5日目②:三人のビッチ

今日は珍しくサンタガタにミケーレの姿が見当たらない。腹でも壊したかしら。
キュートなパラグアイ男子アレクシスの隣には金髪の小柄な女性がいた。今までサンタガタに連れて来なかっただけで、実は恋人連れでバカンスに来ていたのか?
「オラ!」
アレクシスと挨拶をかわすと隣の彼女が「チャオ!」と挨拶してきた。愛想が良くて感じのいい女の子だ。パラグアイ人じゃなくてイタリア人なの?
私に挨拶したあと金髪の彼女はアレクシスに私のことを「彼女ベッラね!」と話していた。やっぱりイタリア人か。アレクシスはほとんどイタリア語を話せないからイタリア人の彼女がいるとは思えない。カルモナかモンティの彼女だったりするのかしら。
ミケーレはいないし、アレクシスは女連れだし、今日は話し相手がいないので一人で練習を眺めていた。

この日は戦術練習でした。

この日はブレダ監督を中心に戦術練習。コスタとボナちゃんが全体練習に戻ってきたけど、サントス、カッショーネ、ブリエンツァは相変らず別メニュー。
神様お願い、ブリエンツァの足首をガッリポリ戦までに治して。彼のファンタスティックなプレーを楽しみに日本から来たの。少しだけでいいから見させて…。

黙々と別メニュー練習に励むブリエンツァを見つめていたら、いつの間にか隣に若いイタリア人女子が立っていた。反対側にあと二人。左右から私を挟み込むような位置取りをしたあとでニヤニヤしながら値踏みするような視線で上から下までジロジロと私を見る。
「ちょっとチーノ(中国人)がいるわよ」
「なんでチーノがこんなところに来んのよ」
中国人じゃなくて日本人なんですけど。や、この際ナショナリティはどうでもいい。中国人が練習場に来ちゃいけないのか?ああん?
「やだ、なにこの服!」
一人が私のワンピースの裾を持って馬鹿にしたように笑いだす。あとの二人もそれに続く。
この日私は黒の膝丈のワンピースにグレーのスパッツを穿いていた。そんな安物じゃないし、つーか、あなたたちが着ている露出の高いタンクトップよりも絶対に高いはずだし、そんなふうに笑われる謂れはないんですけど?今朝のゼノフォビアの爺さんといい、この三人のビッチといい、今日は厄日か?

イタリア語が不自由なので服装を貶された後は何を言われていのたか全く理解していなかったが、リーダー格のビッチが私のことを何か言うと取り巻きのビッチ二人が奇声を発しながら仰け反って笑い転げる。サンタガタにビッチ三人のヒステリックな笑い声が響き渡り、練習を見学していた野郎共が一人二人と心配そうにこちらの様子を伺う。ミケーレほど仲良くないけど、今ここにいる半分くらいの人たちは顔見知りで会えば挨拶する仲だ。アレクシスは私を助けようと一歩前に出たものの、ビッチの迫力に恐れをなして二歩目を踏み出せずにいた。顔見知りの野郎共も顔見知りじゃない野郎共もビッチの悪行に眉をひそめ、練習グラウンドの端にいたフィジカルコーチも口をあんぐり開けてビッチたちを見つめていた。とりあえず、ここにいる男は全員私の味方っぽいけどビッチが恐くて何も出来ないようだ。まあ確かに恐いね。気持ちは分かる(笑)

さて、こういうときはどうすべきかって?もちろん大人しく苛められているに限る。他に誰もいなくて自分とビッチ三人だけだったら一戦交えてもいいけど、男がいる場合は反撃しちゃダメよ。これ鉄則ね♪
ということで、野郎共には伏せ目がちの悲しそうな顔を向けて可哀想な女子を演じ、一方ビッチたちには小声で“Bitch!”と吐き捨てるように呟きながら挑戦的な視線を送る。するとますますエキサイトするビッチたち。いいぞ、もっと私が気の毒に映るように苛めてこい(笑)
野郎共がアワアワしながら見守る中、ひとしきり私をいたぶって(別に暴力は振われていない。言葉の暴力だけど言われた本人意味がわかってないので効果なし)満足した三人のビッチは高笑いしながら引き上げていった。私を痛めつけられたと思っているようだけど、残念ながら全然堪えちゃいないのよ。生憎この程度で動じるほどウブじゃないのさ。それにしてもビッチたちは男性陣の前で女を下げたことに気付いていないようだ。性格だけじゃなくて頭も悪いのね。可哀想に。

ビッチたちの姿が見えなくなると、野郎共も次々と帰り始めた。たぶん目の前で酷い光景を見せられて、練習見学する気分じゃなくなったんだと思う。で、みんな帰る前に私を気遣って声を掛けてくる。はいはい、こちらの計算どおり(笑)
「明日も来いよな!チャオ!」
「うん、また明日ね!」
野郎共に笑顔で手を振って健気な女子を完璧に演じきった私であった。

私ったら昔は純真だったのに、すっかり計算高くなっちゃって。ああ、汚れちまった悲しみに…

南イタリア遠征記2010 | Comments(6) | Trackback(0)
Comment
サナバ!
ビッチ!
負けるなリーメイさん!
reoさん、こんばんは。
サナバ???
あ、わかりました!(爆)

はい、負けてませんよ。ある意味私が勝ちました(笑)
そういえば2005年遠征記の『タクシー呼んでよ』のエピソードでも既に計算高いところを見せてましたね、私(^^;)
勝ってます
「サナバ」というのは、知人のアメリカ人がよく使っていました。おそらく「so of ~」だったのでしょうけれど、私にはそう聞こえたのです。
ええ、もちろんその後の言葉は聞こえませんでしたよ。

アワワワワ。女性は怖いです~
reoさん、こんばんは。
そっちの方で結構大きな地震がありましたが大丈夫ですか?
って、コメント書き込んでいるということは無事ですよね(笑)
これ以上大きな揺れがないようお祈りしてます。

> アワワワワ。女性は怖いです~
一番性悪なのは私だという指摘は甘んじて受けますwww
No title
お久しぶりです。
カテゴリーを見るまで今年の遠征記かと思ってました...
女性は怖いですよね、同じ選手のファン同士の争いとか...人間不信になります。

そうそう、Parma-Palermoなどリーメイさんやakiさんが喜んでくれそうな写真をネットアルバムで公開してますのでURLを送るので見てください。
magoさん、こんばんは。
どうもお久しぶりです。
まだ去年の遠征記が完成しておりませんで、すみません(^^;)

> 女性は怖いですよね、同じ選手のファン同士の争いとか...人間不信になります。

私の場合は図太いので別に人間不信にはなりませんが、女の争いが怖いのは同意です。

写真あとで見させていただきますね。

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