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2010/12/30

Number中村俊輔独占インタビュー『背番号10のワールドカップ』

こんな何もかもが中途半端なまま新年を迎えていいんだろうか…と疑問を感じつつ、昨日で今年のお仕事無理やり終了させました。また来年頑張ります。どうにかなります。いえ、どうにかします。いつものように。はい。
疲労が激しすぎて今朝目覚めたのが11時過ぎ。だらだらブランチして天皇杯2試合観て、ナナちゃんの散歩して、夕飯作って食べて風呂入ったら、あっという間に夜の11時ですよ。遅く起きると一日が早いですね。明日はもっと早く起きなくちゃ。

やっと時間が出来たので今更ながらマリノスのゴタゴタについて想うことを書こうと思っていたのですが、Number読んじゃったらこっちを先に書きたくなっちゃったので順番入れ替えます。マリノスの件はまた今度。レッジーナもクリスマス休暇終わって選手が戻ってきたし、メルカートの噂も追いたいし、遠征記の続きも書きたいし、次に何を書くかは私の気分次第ということで。ネタは腐るほどあるけど書く時間がなかなかないのが悩ましいところでございます。

で、ここから一気に俊輔インタの感想を書こうと思ったのですが、せっかくだから南アW杯日本代表関係の記事を全部読んでからにしようかなと。まだスンタンの記事しか読んでいないんですよ。他の記事読んだら視点が変わるかもしれないし。変わらないかもしれないけど。
つーことで、今から全部読みます。続きを書くのは明日ということで。



やっと重い口を開いたスンタンはワールドカップについてどんなことを語ったんだろう…。読みたいような、読みたくないような…。恐る恐るそのページを開いた瞬間、目に飛び込んできたのは穏やかな顔のスンタンのアップ。思わず笑いました。
いや~実にいい表情じゃないですか。“晴れやかな”とか“憑き物が取れたような”なんて形容詞も当てはまりそう。こんな顔で語っていたなら大丈夫だろうと(何がどう大丈夫なのか書いている本人が言葉に出来なかったりしますが)安心して読み進めることが出来ました。

で、読後の感想ですが、W杯終了後に書いた『ワールドカップという名の呪縛』で書いたこととあまり変わらないかな。

「自分が出られなかったことは自業自得。こういう事態を招いたのは俺の責任だから。」

「今、自分自身、周りに伝えたいことが何かあるとすれば、日本代表に10年以上かかわってきて、歴代の監督やスタッフ、チームのみんな、そしてサポーターに対する感謝の気持ち。周りに支えられてきたからこそ、長い間、代表でやってこれたのだと思っています。」


一切言い訳しない、誰かのせいにしない、誰も責めない、ここまで関った全ての人々に感謝の気持ちを示し、南アフリカW杯を「人間的に成長させられた場」と言い切るスンタン。そう言い切れるスンタン。本当になんて潔いのでしょう。清々しいことこの上なし。大沢親分が亡くなられたので私が代わりに“天晴れ”差し上げます。
どんなに努力しても、どんなに強く望んでも、どうにもならない事がこの世にはたくさんあるわけで、年齢の増加と共にどうにもならない事だらけになるわけで、そういう事柄に対して自分なりに上手く折り合いを付けていけるようになるのが大人になるってことですよね。なんかスンタンすっかり大人になっちゃって。突っ込みどころがなくなると私ちょっと寂しいのですけど。

スンタンが感動しちゃうくらい潔いので、ファンの私も潔くありたいのですが、岡ちゃんにはちょっとだけ毒吐かせて頂きます。韓国戦までチームの中心だったスンタンを外して代わりに阿部ちゃんをアンカーに入れることについて、スンタン本人には一言も説明せず何のフォローもなかったそうで。
1月8日に発売されるヤットの著書『信頼する力』の広告によると、本人ではなくヤットに説明したそうで。
肝心なところで当の本人と一対一で向かい合えない、ある意味非常に日本人的な方ですね。岡ちゃんが上司だったら、私絶対に秘書になりたくないわ。
精神的に追い詰められていたスンタンを励ましてくれた能活、トゥーリオ、オシムさんにはファンとして心からお礼申し上げます。

代表引退の理由について触れている箇所は、後日書く予定であるマリノスのゴタゴタに関するエントリーで取り上げるつもりです。

激動の2010年も残すところあと二日。現在スンタンは久しぶりに代表もイベントもない長いオフを満喫しています。レッジョへ旅立ってから7年半、休みなく突っ走ってきた体と頭をどうぞゆっくり休めてくださいませ。長い間お疲れ様でした。ウェイトオーバーで減量に励むスンタンを一度見てみたいからオフで7kg太っても許すぞ。つーか、うちのブログ的にはネタとして大歓迎です☆

まだ現役の選手にこんなこと言うなんて失礼かもしれないけど、私、スンタンが将来監督になるのを楽しみにしています。むちゃくちゃ楽しみにしています。優れた戦術眼と冷静な分析力、選手の立ち場に立って物事を考えられる懐の深さ、チームの隅々まで分け隔てなく気を配れる公平さ、そういうものを兼ね備えたステキな監督になれると思うんです。ここまでの様々な苦労と経験を後生に還元するには、やっぱり監督になるしかないですよね?スンタン、いつの日か俊輔ジャパンがW杯で快進撃を続けるところを私に見せてね!
って、あれ?ワールドカップという名の呪縛から逃れられていないのは案外私自身だったりするのかしら…



その他の記事も全部読んだけど、スンタンのインタ記事の感想には特に影響を与えませんでした。でも、せっかく読んだので少しだけ雑感を。

ボンバー中澤とトゥーリオの絆は、「互いに見なくても相手が何するかわかっていた」というレッジーナ奇跡のシーズンのアロニカとルカレッリ弟のCBのコンビを彷彿とさせました。って、レッジーナファンにしか分かりませんね、すみません。

ヤット、憲剛、大久保ドラえもん、岡崎、駒ちゃんが語った「パラグアイ戦の闇」はとても興味深く読みました。指揮官が急遽戦い方を変えたことによる選手たちの混乱、焦り、葛藤等が生々しく記述されていて、あの試合を思い起こしながら一気に読んじゃいました。4人とも(ヤットは違うか?)完全燃焼できなかった悔しさを次のW杯で晴らせるといいなと。スンタンと違って代表引退したわけじゃないんで、次回リベンジできるよう頑張って欲しいなと心から思います。

本田△はガンバユースに上がれなかった悔しさをバネにここまでのし上がってきた選手で、ある意味マリノスユースに上がれなかったスンタンと通じるところがあるのかなと私は感じています。ビッグマウスにもいろいろ種類があり、本田△は自分を追い込んで奮い立たせるために大口叩いているだけで実は結構小心者なんじゃないかと私は踏んでいます。前にも同じようなこと書いたけど、あの程度の自己主張じゃ全然生意気だとは思いません。外人と張り合っていく上でやっと相手と同じ土俵に立てたくらいでしょ。ああいうキャラは日本では貴重なので、このまま尖がっていてくださってOKでございます。

俊輔 | Comments(0) | Trackback(0)
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