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2010/11/19

3日目②:真っ先に私を見つけてくれたヴァルデス

3時半を過ぎたのに練習が始まらない。どうやら練習前にミーティングをしているようだ。選手たち早く出てこないかなぁ。
練習開始を待っている間に少なくとも5人から次のようなことを言われた。

「レッジーナはセリエBだぞ?日本人は知らないのか?」
「どうしたことだ!Bなのにジャポネーゼが来てるぞ!」


「レッジーナはBだけど、それでも好きなの!」

そう答えると「そうかそうか!」と皆顔をくしゃくしゃにして私の手を握ってブンブン振ってくる。練習場の野郎共はレッジーナが降格したにもかかわらずジャポネーゼがやって来たことが殊のほか嬉しかったらしい。そして、1年振りの私の訪問を喜んでくれたのはティフォージだけではなかった。

ミーティングが終わって選手たちが練習グランドに出てきた。全員が左側のゴール前で一つの大きな輪になって柔軟体操を開始。私はハーフウェイライン付近にいたので、それほど間近から見ていたわけじゃなかった。にもかかわらず、瞬時に私に気付いてくれた選手がいた。それは板前さんことヴァルデス。
私の位置からはヴァルデスの左横顔しか見えなかった。しかし、柔軟で体を左に捻った瞬間、ヴァルデスは一瞬にして視界の端に入った私の姿を認めてくれた。柔軟を一旦停止し、目を大きく見開いて私を見つめるヴァルデス。

毎年この時期に来てるんじゃん。2008年1月遠征から何度も会ってるじゃん。何も今更そんなに驚かなくても…。

ヴァルデスは左隣の選手の肩を人差し指でツンツンして、ギャラリーを見るように促す。左隣にいたのはカルモナだ。カルモナは完全に私に背を向けている。「ほら、ほら、後!」とヴァルデスに何度も肩を突かれたカルモナは「ああー?」てな感じで無防備にお口を開けて振り向いた。そして、私を見ると、そのまま石のように固まった。

二人もとも目がいいのね。結構離れているのに…。ちょっと感激。
つーか、選手が私を見てこんなストレートな反応をしてくれたのは初めてのことだ。二人とも去年私からファンレターをもらったことが相当嬉しかったと思われる。1年経っても忘れられないくらい。

しばらく私を見つめていた二人だったが、大人のヴァルデスはすぐに我に返って柔軟体操を再開させた。しかしお子ちゃまのカルモナは固まったままだ。足は前を向いたまま、上半身だけ真後ろを向いて大きく口を開けた格好でピクリとも動かない。そんなカルモナを見てチームメイトたちが体操しながらニヤニヤ笑っている。
さすがにマズイと思ったらしくヴァルデスが再びカルモナの肩をツンツンする。今度は「前向け、前!」の意味だ。ところが、どんなに肩を突かれてもカルモナはお馬鹿さんみたいに口を開けたまま私から視線を外さない。いくらツンツンしても反応が無いので、今度は練習着の腹の辺りを引っ張るヴァルデス。それでも前を向かないカルモナ。

こ、こら、カルモナ!真面目に練習しないと怒られるぞ!

フィジカルコーチに頭をスコーンと叩かれて、ようやく前を向いたカルモナであった。
柔軟体操の後はランニング。あれほど私を見つめていたくせに、ランニングで私の前を通過するときは恥ずかしそうに下を向いてしまうヴァルデスとカルモナ。何なんだ君たちは。内気なのか大胆なのか、本当によく分からない奴らだ。

ウォーミングアップの後はブレダ監督がフォーメーション練習の指示を出していた。持ち場につく選手たちに向かって、両手を叩きながら大声で気合を入れるブレダさん。最後にブレダさんは「ジャポネーゼ、なんたらかんたら!」と叫んだ。

「ジャポネーゼばかり見てないで練習に集中しろ!」と怒っているのかしら?
「ジャポネーゼが来てくれたんだから、張り切って練習しよう!」と言っているのかしら?

何て言ったんですかブレダさん?すげえ気になるんですけど。

南イタリア遠征記2010 | Comments(2) | Trackback(0)
Comment
ハハハ
ヴァルデス選手、カルモナ選手、ともに楽しいですね。そんなに見とれるなんて・・・
これからが楽しみですよ。レッジーナの練習も楽しみですが、イタリアの食事なども楽しみです。
reoさん、こんばんは。
今年は二人のお陰で楽しい思い出がいっぱい出来ました。(^・^)
特にカルモナは可愛くて可愛く仕方ないです。日本に連れてきたい…。あの無邪気な笑顔で傍にいてくれたら仕事のストレスにも耐えられそうだ…。

食事は今回自炊ですので期待しないでください。(^^;)

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