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2010/02/27

レッジョ編vol.15【地味な美形アルヴァレス@今年の別人28号大賞】

去年の遠征でアルヴァレスは愛想が悪い選手ぶっちぎりナンバー1だった。いや、愛想が悪いなどというレベルではなく「あの~、もしかして怒ってます?私あなたに何かしました?」と尋ねたくなるほど怖かったのだ。一般的に男も女も顔立ちが整っている人ほど冷たく見えたりするもんだよね。因みに去年の写真はこれ。

愛想が悪くて損していると思います



火曜日。私は体を張ってアルヴァレスの車を止めて助手席のカルモナに手紙を渡したけど、この時は運転席の美形がアルヴァレスだという確信を持てなかった。だって笑顔だったから。私はアルヴァレスの笑顔を一度も見たことがなかったのだ。



水曜日。一斉下校の混乱の中で捕まえることが出来なかった。



木曜日。アマラントユニにサインを貰うために呼び止めると穏やかな笑顔で立ち止まってくれた。もしこのとき超無愛想だったら「ああ、やっぱりコイツはアルヴァレスだ」と認識できたと思う。それがニコニコしているものだから私はひたすら混乱するのであった。

この人アルヴァレス?
いや、違うよな。
でも、じゃあアルヴァレスじゃなかったらいったい誰なんだろう?


他の選手は誰が誰だか認識できている。消去法で考えれば、目の前の美形がアルヴァレス意外有り得ないということは分かるはずなのに、キレイな男子に笑顔を向けられてすっかり舞い上がっていた私はまともな判断力を失っていた。去年よりも髪が短くなっていたのもアルヴァレスだと確信できない要因の一つだった。
サインしてもらって「グラッチェ」と言うと、「プレーゴ」と優しい笑顔で目を覗き込んでくる。ああ、ダメだ。腰が砕けそうだ。
この時にしてもらったサインを見れば、サインと共に書き込んでくれた20という番号(背番号)から彼がアルヴァレスだと判明したのに、この後すぐにカッショーネが話しかけてきたのでサインから選手を判別するという基本作業を忘れてしまったのだった。←アホ女



金曜日はカルモナと一緒に出てきた。イタリア語の不自由なカルモナといつも一緒にいるということは間違いなく南米系ということで、ますますアルヴァレス以外には有り得ない。それでもまだ「絶対にアルヴァレスだ」という自信が持てない私であった。
私のユニに選手全員がサインしたかどうかチェックを始めたカルモナが、アルヴァレスがまだサインしていないと思ってアマラントユニを手渡すと、イタリア語で戸惑い気味に「昨日したよ」と告げてくる。「それは私じゃなくてカルモナに言えよ」と心の中で突っ込みを入れつつ、思い切って直接本人に英語で尋ねてみた。因みにこの時点では彼が英語を話すかどうか知らなかった。
「あの、あなたアルヴァレスだよね?」
すると目の前の美形は「え?」という反応をした。アルヴァレスにしてみれば「今日まで俺が誰だか分からずにいたの?」という意味の「え?」だったのだが、私はそれを「違うよ。俺アルヴァレスじゃないよ」という意味の「え?」だと受け取ってしまった。

なんだ、やっぱりアルヴァレスじゃなかったんだ。

そう思った私は更なる墓穴を掘る。
「まだ中にアルヴァレスいた?」
クラブハウスを指さしながら尋ねる私に、美形が自分を指さしてこう答えた。
「俺アルヴァレスだけど・・・」
「え・・・?」と今度はこっちが言う番だ。

・・・・・・やっちまったぜ。

お互いこんな顔 をしたまま、しばし固まる。

ど、ど、ど、どうしよう。

見つめ合ったまま固まる私たちの間でカルモナが体を折って笑い転げている。相変らず声は発しない。コロコロ笑い転げていても静かな子だ。この子を見ていると、まるでチャップリンの無声映画を観ているみたいな感覚に陥る。「チャオ」とか「スィ」とか幾つか言葉を発しているのを聞いているにもかかわらず、もしかしたら本当は口がきけないんじゃないかと馬鹿なことを考えてしまうのだ。因みにカルモナはお子ちゃまな見かけに反して低い声をしている。

「あ、あの、ごめんなさい。えーと、その、あの、私、去年撮ったあなたの写真を持ってて、それで、あの、その写真にサインして欲しくて・・・」
もう完全パニック状態。英語もしどろもどろで、自分でも何を言っているのかよく分からない。汗をかきかき焦ってアルバムから写真を取り出すと、カルモナが面白そうに覗き込んできた。で、写真を指さしてスペイン語でアルヴァレスに何か言った。それを聞いたアルヴァレスはニッコリ微笑みながらサインしてくれた。全然気を悪くしていないようだ。よかった・・・。
安心した私は「あの、写真も撮っていいですか?」と図々しくお願いしてみる。「いいよ」と微笑むアルヴァレス。去年とは全く違う柔らかい表情で写真に納まってくれた。

実物の方がもっとイケメンです。

この写真を見た板貫さんには「去年のがイケメンでしたよ。髪が長い方がベッロだと伝えといてください」と言われたけど、残念ながらポーランドへ行ってしまったので伝言は不可能である。いつか伝えられるといいな。
この時は気が動転していて気づかなかったけど、アルヴァレスが手に持っているのは私がカルモナもしくはヴァルデスにあげた手紙だった。なんであなたが持っているのよ。もしかして南米組の皆さんで回し読みしているとか?や、もしかしなくても、そうだったらしい。
お礼を言うと英語で「どういたしまして」と返ってきた。

あれ?そういえば、さっきから英語をしゃべっているような?

“I speak English!”とクスクス笑うアルヴァレス。
「そうなの?!」と驚く私に「うん、そうなんだ。じゃあね!」と爽やかな笑顔で駐車場へ向かって歩き始め、カルモナも弾むような足取りでアルヴァレスに続く。そして二人同時に振り向いて無邪気な笑顔で手を振ってくれた。二人の笑顔がとってもかわいくて、わたしゃ心のシャッターを何度も押したわよ。今更だけどアルヴァレスとカルモナの仲良し2ショットを撮ってくればよかったなぁ。
このあと駐車場から戻ってきた二人とのエピソードがまだ続くのだけど、それはサントスのエントリーにて。サントスがまたとんでもなくいい奴だった。



そんなわけで、今年の別人28号大賞はアルヴァレスに決まりである。なんせ金曜日まで本人だと分からなかったのだから文句なしの大賞だよね。

南イタリア遠征記2009 | Comments(0) | Trackback(0)
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